日本の家屋と3匹の子豚 ―我欲を捨て協調の精神を持て―

またもや西日本に集中豪雨があり、土砂崩れや河川の氾濫などによる多くの死亡者と行方不明の犠牲者をだし、多くの家屋が倒壊し道路や田畑など広域にわたって沢山の被害が発生している。気象庁では数十年に一度の重大な災害が予想されるとしている。

 観測史上最大の記録を更新した、と言っているが何かここ数年来毎年同じようなことが語られ、同じような被害が発生している。これからも毎年台風や、豪雨、豪雪に悩まされる事でしょう。

 この現象はすでに地球の形態が変わってしまった事を意味しているのです。日本はもう温暖地域ではなく、亜熱帯区域になっているのです。所詮動物は自然の現象に叶わないのです。自然の変化に対してどの様に対処して行くかを考えなければならないのです。

 3匹の子豚の話があります。台風や豪雨、豪雪に耐えるには、紙と木で造った家では持ちこたえられないと思います。家は頑丈な鉄筋コンクリート製の建物でないと安全確保が出来ないでしょう。

 しかし私達は一生かかってもせいぜい木造2階建てのせまい家しか造る能力しかないのです。ではどうしたらいいのか、やはり共同でしっかりした建物を造るしかないのです。

 数人、数十人がそれぞれ持てるものを出し合って頑丈な建物を造って、それぞれの持ち分に応じて使用範囲を決めれば良いでしょう。民法の入会権に準じた制度を作り利用すれば宜しいかと存じます。それには自分の所有権にしがみつき、自分の所有権ばかりを主張してそれに固執する心を捨てなければなりません。

 それをスムーズに行うには国をあげて取り組む必要があります。それが出来なければ各自治体での一考を期待します。

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出た卦は 「水雷屯」!どう解する?

 「いやぁーいつものことだけど少しも利益が出なくて困ったよ」とぼやきながらD氏が入ってきて、何時もの止まり木(丸椅子)にちょこんと腰をのせた。
 ここは、情報塾という喫茶店 、店内は左側にカウンターがありそれに添って7つほどの丸椅子が並んでいる。右側には4人掛けのテーブルが4組程等間隔に並べてある。
 奥の方のテーブルには、中年の女性がひとり人待ち顔に座っている。もう一つのテーブルには、若い男女が同じ側の席に座って、運ばれてきた飲み物には目もくれず、何か夢中になって話し込んでいる。マスターは相変わらずカウンターの右側の奥で、静かにグラスを磨いていたが、入ってきたD氏を見ると例の少しはにかんだような笑顔をちらっとむけて、何も言われないのに、馴れた手つきでホットコーヒーを入れるとD氏の前に静かに置いた。
 カウンター席には常連の、F氏、K氏がすでに来ていて自分勝手に決めた自分の椅子にちょこんと座って雑談にふけっていたが、D氏が来たのを見ると雑談をやめてにこにこ顔でそれぞれ会釈をした。
 D氏は、電気工事業で主として電気の配線工事を某大手の工事業者の下請として社員を5~6人抱えている小事業主である。
 F氏「ハハハ相変わらずですな、不景気はいずこも同じですよ」D氏に笑顔を向けながら軽く受け流した。F氏は、某自動車メーカーの部品の一部を製作している4次下請位の製造会社の社長で、すぐ近くに小さな工場あり社員4~5人程で自分も工場で一緒に働いているが、時々抜け出してはこの「情報塾」に息抜きに来ている。
 D氏「Kさんのところは今景気がいいでしょう、近くに工事現場が幾つかあるし、お昼時には大忙しなのではないかな」話しかけられたK氏は、なかなかといった感じで首を振って、「近頃は食材が高騰して来ているし、かといって値上げは出来ないし、忙しいだけで利益はさっぱりですよ」とため息交じりに答えた。K氏はこの近くに小さなレストランを開いるが、レストランといっても、ラーメン、蕎麦、カレーライス、カツ丼等何でもありで「食堂」と言った方が適切かも知れない。お昼時が一番忙しく、夜までの束の間の休憩をこの「情報塾」で過している。

 「それにしても変な世の中になってきたな、全然先行きが見えないよ」又D氏がぼやく。 そこへE氏がやってきた。彼は貨物自動車運送業で、建設現場の残土や廃材等を主として運んでいる。やはり社員7~8名の小さな会社の事業主である。彼は先着の3名に会釈するとやはり自分で決めている(自分の)席に腰を下ろした。マスターはなにも聞かないでE氏の飲み物を作り始めている。
 「本当にDさんのいうとおりですな、運賃の単価は上がらず、ドライバーを募集しても応募は無し、もう廃業かも知れませんね」何となく投げやりな調子で誰にともなくつぶやく。常連の3名は改めて考えるという様にそれぞれうなずいている。
 「国は総理大臣の、森友、加計問題、文書改ざん、元秘書官の虚偽発言等々、国民を無視して自己保身に汲々としている」とF氏がいう。
 「働き方改革とかいって、現行法律の40位を改変するらしいが、我々の商売は雨が降ったら出来ないんだ、机上論では生活は成り立たないよ」D氏がぼやく。

 「外交では、隣国(韓国、北朝鮮、中国)等に先を越され、存在を無視されて何をするにも蚊帳の外、そのうちどこの国からも相手にされなくなるよ」とE氏が憤慨する。

 「食料にしても、自給率は39%位でほとんど輸入に頼っている、こんな状態では各国に足元を見られ、価格をつり上げられるか、自国を優先して輸出しなくなるかも知れないね」K氏は先行きが悲観の材料しかないといった面持ちでいう。

 「我々零細企業はどうなるのかなぁ」全員が打つ手なしといった様に何となくマスターの方を見る。
 マスターは全員の視線を感じ取ると、磨いていたグラスの手を止めて常連の方に目を向け、何時もの少しはにかんだ様な笑みを浮かべると小声で言った。
 「私は久しぶりに昨日「易」を立ててみました」皆は少し驚いた表情で顔を見合わせた。 ここのマスターが博学で国学に詳しく、詩歌、芸能に通じているということは何となく解っていたが、易にも詳しいとは知らなかった、と改めて思ったのである。

 「出た卦は、水雷屯(スイライチュン)でした」これは四大難卦の内の一つです、とマスターは言った。
 「どんな意味があるのですか」とKが聞いた、他の者も固唾をのんでマスターを見つめている。
 「私は易に関しましては、素人の前にドの字がつきます」と照れ笑いしながらマスターはいった。
 「意味というか解釈と言いますか、プロの方々や研究家のあいだでは、色々な解釈があるようですが、周易の起源は自然を配したものと聞いております、ですから文字のとおりに解釈すれば良いのです。これは「水と雷が留まっている」と考えてください。水は、豪雨、河水の氾濫、土砂崩れ、田畑の水害等を引き起こし、雷はそれを助長します。もの凄い雷が轟きゲリラ豪雨が容赦なく襲ってきている事を想像してみてください。これはもう私達がどうあがいても何とかなるものではありません。なまじ動き回れば反って被害が増大します、何処かに身を潜めてじっと雷雨の止むのを待つしかないのです。

 政治は混迷を極め、社会的モラルの崩壊による、殺人、誘拐、詐欺等の犯罪が増加し、団体としてのルールを教えられなかった人達の自己中的な行動等々、この国の秩序は乱れきっているのです。でも雨は必ず止み、雷は必ず収まります。それまでじっと待つのです、他人の行動に釣られて動き回ってはなりません。自己を見失う事なく静かに時期を待つのです。
 必ず機会はやってきます。そのチャンスをのがさず行動してください。くれぐれも付和雷同に注意してください。」

マスターは話し終えると、例の人懐こそうな笑みを浮かべて常連客にうなずくと又、自分の定位置に戻った。皆は何となく気持ちが落ち着いて心が軽くなるのが感じられた。D氏は改めてつくづくとマスターを見やった。何という見識を持った人なのだろう、諸葛を欺き大楠公を走らす才知を持った世が世なら歴史にその名を残す人かも知れない、惜しむらくは天の時を得られなかったか、過去においてもこのマスターの予見は外れた事がなかったように思われた。

「今日は良いことを聞いた、さて戻って社員を帰して晩飯まで又一仕事するか、今日は来た良かったよ」といってF氏は外に出た。
 時刻は夕方の5時を回った頃か、晩春の宵はまだ明るく遙か遠くの山並みから徐々に夕闇が迫って来ていた。明日も又晴れ、そして今日と同じような日が続くだろう、徐々に徐々に向上しながら、、、。

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国営「年金酒場」と笑ゥせぇるすまん

 現在国会で取沙汰されている、森友学園の土地売買、文書改ざん問題、加計学園の文書問題、自衛隊日報問題等々の陰に隠れて目立たないが、日本年金機構も次から次へと問題が後を絶たない。社保庁時代からの不祥事を時系列に拾い上げることもなかろう。
 社保庁が解体され、2010年(平成22年)から日本年金機構として再出発するも、その体質は変らず不祥事が続いている。(今更内容を列挙することも必要ないと思う)
 ついに同機構は、4月10日原因や委託のあり方を検証する「第三者調査委員会」を設置した、という記事が某新聞に掲載されていた。この委員会で検証してみたところで、長年の体質は変らないと思われる。 続きを読む

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ブラック企業が懐かしい―知人、友達、親友―

 金は無い、財産も無い、住む家も無い、事務は出来ない、管理も出来ない、身分も無い、親もいない、親戚づきあいも無い、身体も弱い、人付き合いも悪い、学歴も低い、死にたくも無い。こんな無い無いづくしの人間が真っ当に働いて、普通の人達より多くの生活費を得たいと考えた時、どんな企業を選ぶだろうか。いやどんな企業が従業員として採用してくれるだろうか。たぶん、すべてとはいかないまでも、営業職ならば大概の企業は採用してくれるのではないかと思われる。

 ある男(今後C君と呼ぶ)は、この無い無いづくしの人間で、しかも暇を見ては勉強したり、知人と酒を飲んだり、恋愛の真似事をしたりとやりたい事がおおいので、能力が無いのにもかかわらず、家賃、飲食代、学費、遊興費と出費が多いので生活費が大変で、同年輩の人達より多く賃金がほしかった。そしてC君が最もやりたくない業務は営業だった。 続きを読む

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通勤災害にも安全配慮義務がある―労働者は生かさぬ様に殺さぬ様に ―

 深夜勤務後バイクで帰宅途中に電柱に衝突して亡くなられた、会社従業員の遺族が、会社に損害賠償を求めて訴訟を起こした事件で、横浜地裁川崎支部の裁判長は、帰宅途中の事故であっても会社に安全配慮義務があるとした上で、和解するよう説得し、和解が成立したという記事が某新聞に掲載されていた。亡くなられた方及びそのご遺族の方々に対し心から哀悼の意を表します。

 従来、使用者責任が問われるのは、企業(使用者)の指揮命令下にある労働者に対して使用者責任が問われるものであって、企業の指揮命令下から外れる通勤途中の災害(事故)は使用者責任はないとするのが通例だったと思う。

 では、深夜労働は珍しくないこの頃、今回はどうして安全配慮義務を問われたのだろうか。裁判長は和解勧告で次のことを指摘している。 続きを読む

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備蓄食料大量廃棄は国の損失 ―賢者は、過去から未来を的確に予測し、愚者は、過去に固執して目先の欲を求める―

 自治体が備蓄する災害用食料が急増し、賞味期限切れを大量破棄しているとかつて某新聞が報じていた。備蓄量が増加した背景には東日本大震災や熊本地震などを受け自治体が被害想定を見直した事が上げられるという。

 16年度では、東京都で20万食、大阪市で7万7千食等、全体で44万9千食が廃棄されたとのことです。各自治体では、防災イベントや家畜の餌又は肥料に加工したりして活用しているが処理しきれない場合は廃棄処分するらしい。又、賞味期限が近づいた備蓄食料の有効活用で、生活困窮者に食料を提供する「フードバンク」へ寄付したりしているらしいが、ただこれにも問題があって「処分に困った物を押しつけられるのは困る。」「困っているなら何でも食べろ、というのは自己満足だ」という苦情もあるらしい。 続きを読む

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2018年初詣―人間とは貪欲にして愚かな生物―

 新年の2日は寒かったが晴天だった。先月29日から休日となり5日目だというのに少しも疲れがとれていない感じだった。(元日は?あったのだろうが朝年越しそばの残りを食べ、何時頃かレトルトカレーを食べた記憶しかない、私の新年は2日から始まった)
 やはり初詣に行かなければならないと思って10時頃ふらりと出かけた。無信心で神仏に興味が無い私としては何処でも良かった(熱心に信心されている方々に対しては申し訳なく前にお詫びしておきます。)毎年同じ神様ではと思い今年は穴場を狙うこととして、JR.の最寄り駅より一つ前の駅にある神社へお参りに行くことにした。 続きを読む

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休み方改革が働き方改革を促進する-帰省地獄からの解放-

 今年も残すところ僅かとなり、ほっとする反面、慌ただしさと気ぜわしさが心をせき立てます。毎年の事ながら、いらだたしい年末年始を迎える事になる。
 お歳暮商戦に始まって、東京圏以外の東京在住者で郷里に帰って、親孝行、近親者との語らい等束の間の憩いという美名のもとに、帰省ラッシュが始まり、リターンラッシュと続く。
 
 このために、土産物は高騰し、ホテル代は3~4倍に跳ね上がり、主要道路は渋滞し、航空機、列車、新幹線等々は超満員で、これ等の帰省した者及び関係者の方々は年末年始の休暇が終わったら皆へとへとになって職場に出勤してくる。 続きを読む

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命の値段5千万円―貴方支払うことが出来ますか―

パナマ文書、パラダイス文書なるものが流出して、タックスヘイブンがクローズアップされてきている。タックスヘイブンというのはいろんな意味があるらしいが、此処では、「租税回避地」というらしい。世界の小さな島国や殆ど産業が成り立たない国がその拠点になっているとのこと。税金を極端に安くする、又は無税にして世界の大富豪や、大企業の資産を引き寄せ、そこから生じる雇用等を目的にしているのだそうです。
 イギリス領のケイマン諸島だけでも、日本関連で、60兆余というから凄い。
 これは、ネット、雑誌の請売りで本当か否かは解りません。それにしても凄い金額ですね。全てを集めたらどの位の金額になるでしょう。私には想像もつきません。 続きを読む

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社会保険料の事業主分が増額?経団連が受諾―会員企業だけではなく一般企業に波及することを懸念する―

 2019年10月に消費税を10%に引き上げ、その増税分で待機児童の解消及び児童の教育無償化等を安倍首相は衆院選で公約してきたが、この度の有識者会議において安倍首相は、試算した結果3000億円不足するので、経済界において不足分の拠出を正式に要請し、経団連の榊原会長はこれを受諾したらしい。経団連が受諾したのなら、当然経団連の会員だけという事になり、会員企業は一部上場企業が殆どだから中小企業、その中でも小規模企業には関係ないだろうから、当面は心配しなくてもいいと思うが、日本政府の常套手段としてだんだんなし崩しになっていき、いつの間にか全企業が対象になってしまうのが恐ろしい。 続きを読む

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