みにくいアヒルの子と過労死―増える心の病―

 みにくいアヒルの子は、デンマークの 童話作家ハンス・K・アンデルセンの名作としてほとんどの方がご存じだと思います。
 あらすじは、アヒルの卵に混じっていた白鳥の卵が、アヒルの雛として孵り、アヒルの雛としては変わっている雛として、異端児扱いされそこを逃げ出して放浪の果てに死を決意して最後にたどり着いたところが、白鳥が群れている湖で、この雛もいつの間にか成長して白鳥になっていた、というもの。
 この話はこれで終わっているが、この雛はアヒルの群れだけではなく、鴨や雁の群れや鴉、鳩、雀等他の鳥の群れに入ってもやはり異端児扱いをされると思います。つまり白鳥は白鳥の群れにいるのが一番良いということです。

 それでも平和で楽しい毎日を送ることが出来るかというと必ずしもそうでは無いと思われます。
 同じ白鳥の群れの中にも、歓迎してくれる白鳥ばかりではなく、我関せずというものやねちねちと意地悪するもの、ある事無いこと悪い噂を流すものや、貶めようと画策するものも居ると思います。こういう輩に出会ったときこの白鳥は何処へ行くのだろう。

 過労などが原因で、うつ病「心の病」を患い、労災認定された人が2016年過去最多を記録した、という記事が某新聞に掲載されていました。厚生労働省が、16年度の「過労死等の労災補償状況」を公表しました。それによると、自殺や自殺未遂が84人、過労死が107人とのことです。
 原因としては、パワハラが増加しているとあります。増加の原因として、人手不足なのに業務量は増え、働き手にかかる負荷が高まる「高圧釜」状態の職場が多く、人間関係がギスギスし、パワハラが生じ易くなっている、と某大学教授は言っております。

 すでに政府は「働き方改革実行計画」を作成しております。前述の「白鳥の群れ」ではないですが、職場には色々な性格の人間が居るのです。優しい人、親切な人、横暴な人、身勝手な人、意地悪な人、我関せずの人等々様々な人間で構成されています。
 こういう人達の中にあって、自分だけが正しい。と考えるのは無理があります。こういう色々な人達とどの様にうまく接していくか、という事が大切なのです。
 職場で要求されるのは、「協調性」「忍耐力(我慢する力)」「寛容性」「積極性」等々です。そして、「理解」と「反省」が必要です。忖度という言葉が今は悪い方に使われているようですがそれは兎も角として、「理解する・・相手を思い遣る心」と「反省を心懸ける」事が大切なのです。

 高齢者がすぐ切れる、といわれますが、高齢者が思うに、戦後の教育を受けられた方々は(全てではありませんが)自分だけが正しく、自分以外の人は認めない、といった傾向があちこちで散見されるのです。(個々でいちいち例を挙げることは出来ませんが)あまりにも無神経で身勝手な人に接した時つい怒ってしまうのです。
 特に「理解」と「反省」が欠如しているように思われます。

 その為に自分の言動が他人にどの様な影響を与えるのか考えもしないのです。この様な人達の集まりでは、働きやすい職場など到底望めるものではありません。自分達の職場はどの様にしたら働きやすくなるのか、全員で考えて、少しでも今現在の職場を全従業員が楽しく働く職場にすることこそ肝要と思われます。

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