最近は、高齢者の万引きが増加しているとあるテレビで放映されていた。
現場の様子やこれ等を見張っていて該当者を捕まえて事務所に誘導し店長立ち合いのもとに万引きを認めさせるいわゆる「万引きGメン」の活動や、万引き本人の行動をつぶさに放映していたが、本人の顔やGメン、店長もすべて素顔だったので多分やらせだと思うが増加しているのは事実だと思う。この万引き高齢者のことを「万引き老人」と呼ぶらしい。
高齢者の定義はこの場合満65歳以上といわれているが、高齢者が増加する傾向にあるのでそのために「万引き老人」も増加しているのだと思われる。
一番被害の多いのは、この老人たちの自宅ちかくのスーパー(スーパーマーケット)らしい。
この老人達は女性が多いらしい、万引きしたものを隠す場所として女性は手提げ袋やバッグで男性はポケットがメインらしい。
ではどうして万引き等するのだろうか?、その理由を聴いてみると一番多いのが「お金の節約」らしい、お金のない老後の生活が不安でお金を使いたくないということらしいがそれは必ずしも本心ではないと思う。
人間は総じて群れたがる動物らしい、特に多数の中に一人だけはじかれる、といのが寂しさ、怖さを感じる、従って何等かの方法で他人にかかわりあえるように他人の気を引く事をする、万引きもその手段の一つらしい。また、認知症を患っている人達も未意識で陳列してある品物を悪意なくポケットや手提げ袋に入れてしまうらしい。
私も高齢者の一人です、だからスーパーや商店街で買い物をするときに色々品定めをするが、物色しているときに万引きと思われやしないかといつもびくびくしている。
まして困るのはすでに他店で買い物をしてきた時だ、以前ならその店独自の買い物袋に入れてくれるので区別が付きやすかったが、今はマイ袋持参なのでその区別がつかない。 万引きした商品をいれているのではないかと疑って居るのではないかと嫌な気分になる。
それに輪を掛けて困るのが、セルフ精算機(レジ)だ、自分が購入する品物をかごに入れてレジが並んでいるところに持ってくる、商品についているバーコードをレジに読み取らせるのだが、これがまたややこしい。読み取り機が続けて下さい!続けて下さい!と大声でわめき続ける、バーコードをタイミングよく読み取り機に合わせないと中々読み取ってくれない、そして大声でわめき続ける、こちらは焦ってしまって益々焦点がずれてしまう。しかもこのバーコードをレジに読み取らせるレジが各店舗によって皆種類が違うということだ。バーコードを読み取らせる方法も、お金を支払う方法も皆やり方が違う。
同じなのは、続けてください々!とお金を入れてください々!と大声でわめき続ける事だけだ、しかも商品はいつの間にやらどんどん値上がりしている、人手不足をネタにして売る方の会社が楽して設けているとしか思えない。独居老人がどんどん増加している(私もその一人)、独居老人は、雨が降ろうが槍が降ろうが、灼熱の太陽の元でも、病気で動くのが辛くても、生きていく為には自分で買い物をしなければならない、この辛さが理解出来る人は少ない。
表題からは少し離れるが、大衆食堂などでも同じことが言えると思う。
食券を購入するのに、食券販売機のタッチパネルの操作がそれぞれの店舗によって又全部違ってくる。出先で昼飯を食べようとして初めてのお店に入ると見たことのない券売機がおいてある、どのように操作していいのかわからない、ああでもない、こうでもないとやって見るが目当ての食券が出てこない、そのうちに食券購入者がずらーっと並んでしまって、なにをやってんだといわんばかりに睨んでいる人達がどんどん増えてくる、だんだん出先で外食するのが怖くなってきている、立ち食いソバでさえ入店が怖い。
こんな気持ちになっているのは私だけではないと思う。
あと30年もすれば、老人もスマホやタッチパネルなど何とも思わない老人だけになるだろう、そうしたら「万引き老人」も減少すると思われる。
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