”波蘭懐古”福島安正中佐と憲法96条と9条の改憲

国会議員が靖国神社の春期礼大祭に参拝したことの是非について色々な意見がありましたが、不本意ながらも祖国の安全を祈り、家族の幸福を信じて自ら尊い命を散らしていった方々に対して、その御霊に慰霊の祈りを捧げることは、同国人として当然のことと思われます。

又、安倍首相は憲法96条(改正の手続き・その公布)を改正することにより、簡単に憲法を改正することが出来るようにしたいと盛んに改正論を展開しています。その結果最も反対が多数と思われる憲法9条を改憲したいとの考えが見え隠れしています。

私は、9条の改憲には賛成だが、96条の改憲は反対です。その理由は、憲法の改正は国民の意識が統一されなければならないのです。それには国会議員の三分の二の賛成があるということはすなわち国民の意志の統一も図れることになると思うからです。国民の大多数が納得した改憲で無ければ改憲の意味が無いからです。

だから、安倍首相は96条の改憲に力を注ぐよりも9条の改憲について今どうして改憲が必要なのか、懇切丁寧に説明することが大切だと考えます。

何処の家庭でも全員外出する時は、家の戸締りをして鍵を掛けたり、施錠したりして外から他人が侵入しないようにしますよね。又建物や多数の人が集まるところには、防犯センサーや防犯カメラ等を設置したり定期的にパトロールをして犯罪や事故を防ぐようにしますよね。つまり国防軍は防犯設備なのです。日本国が国として存在し、国民の安全を維持するためには、無くてはならない「防犯設備」なのです。

日本は、憲法9条があるから平和を維持してきたのではありません。日本は軍備が無いから戦争を仕掛けるのはやめようといった国がありますか?

改憲を論ずるのに終戦末期の悲惨な事件の数々が語られております。では、なぜそのような悲惨な目に遭わなければならなかったのでしょうか?

いつの世でも弱いものが犠牲になります。私の父親も徴用兵で負傷して半身不随で帰ってきました。階級の低い徴用兵に対する恩給など雀の涙より少ない”藪蚊のよだれ”みたいなものです、父はそんな不自由な身体で私達子供を育てるために死に物狂いで働き、力尽きて49歳でなくなりました。
戦争は絶対にやってはいけないのです。そのためには強固な防犯設備が必要なのです。
押し付けられた憲法だから改憲するのではなく、その時代に即した憲法だから改憲しなければならないと思います。憲法9条は時代の趨勢に合わなくなって来ているのです。

このことを安倍首相は、全国民に対して解り易く呼びかけ納得させる義務があると思われます。力と勢いに任せるのではなく冷静な判断と決断を迫られている時だと思います。

波蘭懐古      落合 直文 作詞

一日(ひとひ)二日(ふたひ)は晴れたれど
三日四日五日は雨に風
道の悪しきに乗る駒も
踏み煩いぬ野路山路 ♪


寂しき里に出でたれば
ここは何処と尋ねしに
聞くも哀れやその昔
滅ぼされたるポーランド

※福島中佐は、駐独公使付武官(当時少佐)の任を終え帰国にあたり、シベリア鉄道の建設状況を視察するため、ベルリン~モスクワ~シベリア~ウラジオストック間、約1万4千キロにおよぶ単騎で横断しました。

シベリア鉄道が完成すれば、ロシアは必ず太平洋側で南下政策をとる。そんなことは、すこし考えれば誰でもわかることです。シベリア鉄道が完成すれば、ロシアは兵を極東に送り込むことは間違いない。そうなれば、満洲から樺太、朝鮮半島を経由して、日本は必ず国家存亡の重大な危機に直面する。その前に、我が国の安全を守るためには、詳細な調査が必要である。 福島安正は、その問題意識から、実地検分調査を行おうと思い立ちます。 しかし、複数で行けば、スパイ行為とされてしまう。ロシアに逮捕されてしまいます。だから福島は、陸軍に暇をもらい、一頭の馬にまたがって、ひとりでヨーロッパから冬のシベリアを横断したのです。

実に490日にかけての偉業で、その間に乗りつぶした馬は20頭を超えたと云います。福島の遠征記は多くの読者をえたばかりでなく、その後の日本陸軍にとって、またとない貴重な情報となったのです。

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