「新人間社会」 後期だけじゃなく前期・中期も区分してみる

 道路特定財源と後期高齢者医療制度をめぐって世論が騒がしい。毎日、新聞テレビ等で、様々な議論が飛び交い、醜いごまかしや、責任転嫁に終始している政治家たちが蛇蠍の影とだぶって、厭わしい。
 高齢者は保険料を払う者の気持ちを理解しろ、若者に負担をかけるなということであれば、この高齢者たちが若い時に一生懸命働いてせっせと無理して支払ってきた保険料は一体どうなったのでしょうか。

少子化で若年層が減少するというがGDPが同じなら、個人個人の取り分が多くなるわけで、多少保険料が増えたとしても、所得(生活費)はより多くなるはずで、特に問題はないと思われるのです。年齢でもめるのであれば、75歳以上を一括りするだけでなくて、国民全員を区分したらどうでしょうか。

『1.生まれた時から15歳までを前期低年齢者とする。』
そして、生まれてから義務教育終了までの生活費は原則として、親が負担する。ただし、これは親が子に貸与することにして細かく記録しておき、子が働くようになったら、一定の利息をつけて、親に返済する。

『2.25歳までを後期低年齢者とする。』
 子によっては、大学を卒業して就職するまで生活費をやはり親から借りることになる。これも細かく記録しておいて、前期低年齢者よりも高い利息を払わなければならない。
そうすれば親も貸したものを取りはぐれないように、子をしっかり教育するだろうし、子も借金を返すためには、金の取れる人間にならなければならないから、しっかり勉強するだろうし、金持ちになるための努力もすると思われる。

『3.40歳までを前期中年齢者とする。』
この年齢になれば、たいがいが結婚して家庭生活を営みながら、親に返済していかなければならない人も出てくると思う。だから、うかうかしてはいられない。皆一生懸命働くだろう。

『4.55歳までを後期中年齢者とする。』
この歳になると、子供の養育費の貸し付けと自分たちの生活費、そして親に返済する分と支出はピークになる。しかし子は、優秀に育ち、ほとんどが高級官僚か、政治家としての将来が期待できるし、働きがいがあるというもの。

『5.65歳までを、いまのとおり前期高齢者とする。』
この年代になると、精神的にも、肉体的にも衰えてきて、第一線からの引退を考えなくてはならなくなる。そこで、子供の貸し付けだけでは心許ないから、何度か老後の生活費を稼がなければならない。しかし、世の中そんなにおいしい話はない。したがって、子供への貸付分(子供が多ければ多いほど、返済される額も大きい)がなくなる前に、この世からおさらばしなければならない。そこで、行き着くところは、酒池肉林の世界、思いきり面白おかしく騒いであっさりおさらばするわけです。子供も、もしかしたら、借りた分返済しないうちに親がいなくなったほうがいいと考えて、せっせと遊びをすすめる。地方自治体も、特別地方消費税を 期待できるから、高齢者専用の歓楽施設を作って、一生懸命サービスする、東京都営クラブ「老人天国」などを作って、ホステスは全員、都との職員で、使った遊興費は、翌月の年金支給分から天引きする。こうすれば高齢者は、皆極楽往生というわけです。
 
 しかしながら、万一親から借りた金を支払えない子がいたらどうするか、それには罰則を強化して、厳重に取り締まればよいと思います。最高刑で、人間の資格をはく奪するのです。つまり、人間でない人間が出来るということです。でもこういう人達が増えすぎると、「私は人間でなくなったわ」、「私も」、「私も」って、ものすごく増えてきて、「それじゃ私達で別の人間社会を作ろうよ」ってことで、「新人間社会」なるものが出来上がってしまう可能性は十分あるのでしょうが、、、。

※この騒動の最中に、ハリケーン、サイクロン、大地震が頻発している。それぞれ10万人単位の被害者が出ています。(合掌)
これから、密集地で同様の天災地変による災害が発生したなら、何百万人単位の犠牲者が出ることは予測できます。自然の前では、人間なんて本当に弱小の動物です。為政者(政治家)達は、目先の私利私欲にとらわえれていないで、この辺で目を覚まして本来の政治家としての誇りを取り戻し、自分を選んでくれた国民のためにしっかり、良政を行うことを強く望むものであります。 

 

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カテゴリー: 後期高齢者医療制度 タグ: パーマリンク