「生前取り損ね」年金300万件

宙に浮いた年金記録約5000万件のうち、死亡した人が生前、年金を受け取り損ねた可能性のある記録が300万件あったことが今月7日分かった。
保険料をまじめに納めているのにもらえずになくなられた方に対してお気の毒と言う以外言葉もない。かくいう私も、

若い頃は、特別公務員だった時期あり、共済年金の掛け金は天引きされていたが、年金記録を整理するために連合会に連絡したところ、「あなたは退職時に脱退一時金をもらっているので、受給する年金はありません」と素っ気ない一方的な返事のみで終わった。

この様な体験をお持ちの方も、たくさんいらっしゃると思われる。(この様な話は良く聞く)

たぶん、過去において、保険料が天引きされるときも何ら説明もなく、脱退一時金なるものも、果たして、それぞれがちゃんと本人により申請され、受給しているかすらあやしいのではないかと思われる。

なにしろ支給を受けるのが、40年~50年先の話しなので、「お上」の記録がすべてだ。「これしかないよ」といわれたら、「ハイ、そうですか」というしかない。

一方では、昨年9月頃、年金総額約4億円におよぶ社会保険庁や自治体の職員による年金保険料などの横領・着服が問題になったが、それに関するニュースを見ていると、そもそもデータの改竄などはそんなに簡単にできるものなのか?チェック体制が全く働かなかったのか?という冗談のような話のオンパレードである。

今後、問題だらけの社会保険庁が膿を出し、改革することができるのだろうか。

社会保険庁は、平成20年10月には、政管健保の運営を、「全国健康保険協会」という新しい公法人に分離し、平成22年1月には、社会保険庁を廃止して「日本年金機構」という新しい公法人を設立し、再出発することとなった。[E:cancer]

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