サザエさん・嫁・婿・孫は可愛いか? ―マスオさんはなぜ同居したの?―

 毎週日曜日の夜6時30分から、サザエさんのアニメが放送されている。
 このアニメが始まる時の音楽が流れてくると、これを聴いた人たちは、明日月曜日で又一週間厳しい仕事が始まるのかと憂鬱な気分になる、これをサザエさん症候群というのだそうです。


 サザエさんは、ほのぼのとしたごく普通の家庭をテーマにした、日本人なら誰しもが受け入れられる、楽しい国民的な漫画だといえるでしょう。

 でも、この先はどうなるの?と考えると、現代では必ずしも楽しんでばかりはいられないのではないでしょうか。

 マスオさんはフグタ姓だから養子ではなくただの同居人にすぎません。
 いくら妻の両親や小姑たちが親切で好人物達だといっても相当な気遣いをしなければなりません。よめが嫁「女偏に家」という字を書くなら、マスオさんは、「男偏に家」とでも書くのでしょうか? 

私の知人Aを例にとると、彼も結婚してからしばらくして、妻の実家に引きづり込まれ、はじめの頃はよかったのですが、2所帯同居ということになると良いことばかりではないようで、義母(義父)があまり子供(孫)が好きではないのと、小姑が母親べったりで気まぐれな性格、しかも肝心の”妻”が自分の生家以外では生活できない性格の人間だった、というから哀れなのがA氏です。

 マスオさんも同じ立場ではないでしょうか。

 波平は定年退職で、舟はおばあさんでわがままになり、カツオやワカメは年とともに自我だけを主張する身勝手な人格になり、サザエはわがままで、マスオさんの月給を当てにしながらも、両親と一緒にマスオさんを無能呼ばわりして甲斐性なしと決めつける。

こんな環境のなかで育ったタラちゃんは、まともな性格になるはずもない。

たくさんの扶養家族を抱えたマスオさんは、居場所もなく、誰からも協力を得られず、唯々働き続けて、慢性疲労症から過労で終わる、これ以上は書きません。

こんなことを想像するのも、現実にA氏を見ているからです。
世の男性の中には、こんな状態で苦しんでいる男性が多いのではないでしょうか?

「男偏に家」の男性達よ 何処へ行く?!  (T◇T)

 

ブログランキングに参加しております。よろしければポチッとお願いいたします。

士業ブログランキングへ
にほんブログ村 士業ブログへ

人気blogランキングへ

カテゴリー: マスターの戯言 パーマリンク