神田古本まつりに行った。

11月初めの3連休に神田古本まつりに行ってきました。
その日はやや風が強かったものの、さわやかな秋晴れで電車の中も街も人々で賑わっていました。御茶ノ水駅で降りて、明大通りを駿河台交差点まで歩く。交差点の向かい側の付近に特設の本棚が並び、すでに大勢の人だかりです。靖国通りにずらーと並んだ各書店にも道路狭しと書籍のワゴンが並んでいます。その辺を少しうろうろしてみましたが、何しろ人が多いので思うように見ることができません。

そこで一歩入った通りのすずらん通りに行ってみると、ここは道路いっぱいに各書店が思い思いに書籍を並べていて、ここもものすごい人出で大賑わい、とても本を選ぶどころではありません。

何とか前のほうへ行きたいと思うのですが、なかなか思う様に行きません。前に陣取っている人達も別に目的があったのではないらしく、特に本を探すようでもなければ、買うわけでもない。何となくそこにいるといった感じで、皆、唯うろうろしているだけのようにもみえます。
ようやく自分がお目当ての本がありそうな書籍郡に割り込んでみていると、やたらに背中や脇などを小突かれます。

ほとんどの人が、角の出っ張ったリュック(?)や、やたらにでかいショルダーバックにいっぱいものを詰め込んでもっているので、角をいちいちぶっつけていくのです。私にだけぶつけていくのではなく、他にぶつけられている人もいるわけで、何だかお互いガンガンぶつかってるのですが、ぶつけられたほうもぶつけたほうも、何も感じないのか平然としています。

おそらく探しきれないほどの古本を前にして、気合いと根性がそうさせているのかもしれません。まさにバーゲン会場に殺到し、無言で品物を奪い合う(さすがに奪い合うことはないにしろ)気合いの入りまくったおばちゃん達を彷彿とさせるようでもあります。

思い切って場所をかえ、神保町の交差点のほうへ行ってみましたが、ここも同じで、とても、ほしいと思っていた本を探せる状況ではありませんでした。
週末の疲れも出てきたのであきらめて、気に入った書店を2軒ほど回り、欲しかった本が1冊見つかったので、その1冊を抱えて、逃げるように水道橋駅から帰途につきました。

 マニアにとってはめったにないチャンスであり、皆根気よく粘って、お目当ての本を入手されたのかと思うのですが、私のように、気軽な、中途半端な気持ちで出かけるのは、人のためにも自分のためにも良くないことだったと、つくづく反省したのでした。

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