2016年の朝になった。去年とはうって変わって暖かい朝だった。
だが私の心は寒かった。無宗教、無信心の私は毎年元日の朝は何処に初詣に行くか迷うからだ。前もって考えておけば良さそうなものだが、年末は忙しくてそれどころではない。
今年もあれこれ迷っていたが、そうだ!申年だから祭神が「猿田彦大神」の神社にしよう、確か近くにあったはずだと思い、朝10時過ぎに家を出た。歩いて行くと大勢の参詣者らしき人がぞろぞろ歩いて来てすれ違う、私が向かっているのと反対の方向にやや大きな神社が2カ所ある、そのどちらかへ行く人達だと思われる。狭い道路だが青梅街道に通じているため車両の通行が激しい。その道路に面して小さな「猿田彦神社」がある。
行って見ると今日だけは奇麗になっていて、祭壇、おみくじ場、縁起物売り場などがこぢんまりとあるが、参詣客は若い男女ひと組だけで、神主らしい服装をした人が道路近くまで出てきている、参拝者を拒むのか、客引きなのか良く解らない。ちょっと立ち止まって見たが、彼も、売り場の小母様もじっと睨むように見ている、何となく境内に入りにくくてそのまま青梅街道に出てしまった。
改めて遠回りをしながら「神明宮」に向かう、散歩には丁度良い距離だ。ここの祭神は、天照大御神、月読命、素戔嗚尊、そして脇に伊弉諾命と伊弉冉命、猿田彦神である。お賽銭の額はほとんどこじつけか駄洒落で決めているようだ、まあお金のことだから最後に円(縁)がつくので幾らでも良いと思って放り込んだ。私としては奮発したつもりだ。
猿田彦神は、天孫降臨の際これをお迎えに行きご案内をなさった神様で、萬事最良の方へ導いて下さる神様だと聞いている。
そこで小さな祠に祭られている猿田彦神を拝んで帰ろうと思ってそこに行ったが、お婆さまと、その娘さんらしい人がその前に立っていて(それで全部ふさがれてしまっている)長い間そこに立っていたが少しも動く気配は無く、神様には関係の無い話をしていたようだった。娘さんらしい人は、奇麗な和服を着ていたが、二人とも横顔は意地悪そうな顔だった。
何となく不愉快な気分になりながら、今年もあまり良い年になりそうもないなと思いつつ帰路についた。(-_-)
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