暗 殺

 去る7月13日、アメリカ大統領候補(前大統領)のドナルド・トランプ氏が、ペンシルバニア州バドラーにおいて演説中に狙撃され右耳に銃弾を受けた出来事は、政治家の暗殺未遂として、まだ全国の人々に峻烈な記憶として残っている出来事だと思われる。

 暗殺とは何か?暗殺とは、政治・思想などで対立している立場の人をひそかに狙って殺すことを言うらしい。
 広辞苑によれば、ひそかに狙っている人を殺すこと、多くは政治的に対立している要人を殺すこと、とある。つまり多くは政治的、思想的、宗教的、等において、自分と反対の立場にある人、自分の意思に妨げになる人、自分の理想を妨げる様な言動をする人を排除する為に殺してしまうことをいうらしい。したがって自分の写真を無断でSNSに掲載したのでその者を橋げたから川に突き落として殺したり、浮気者のじい様を嫉妬に狂ったばあ様がじい様を包丁で刺し殺したりすることは「暗殺」とは言わない。

 ウィキペディアによれば、暗殺の歴史は古く、紀元前2307年バビロニア・アッカド朝第2代王リムシュが廷臣により暗殺されたのが記録に残る最古のものだと言われている。
 それから今日に至るまで、何百何千という暗殺が行なわれてきている。そしてこれからも続くだろう。
 ほんの一部を上げてみると、エジプトのファラオの暗殺、ローマ王の暗殺、マケドニア王の暗殺、ローマのユリアス・カエサル(シーザー)の暗殺(ブルータスお前もか、で有名)、中国の春秋時代、戦国時代、民族の台頭と衰退等々、欧米、中東、を問わず、多くの有能な政治家達が暗殺されている。

 日本ではどうか、これも数えきれないほど多くの有能な政治家・武将等が暗殺の憂き目にあっている。安康天皇、蘇我入鹿、源義朝、源実朝、足利義教、太田道灌、織田信長、町奴では、幡随院長兵衛、幕末では、井伊直弼、渡邉金三郎、佐久間象山、坂本龍馬、中岡慎太郎、大村益次郎、大久保利通、伊藤博文、原敬、犬養毅、高橋是清、浅沼稲次郎、ごく最近では、安倍晋三(元総理大臣)等々これ等の人々ばかりでは無く、とても書ききれたものではない。

 暗殺未遂ではどうか。比較的近年では、織田信長(甲津畑事件)、徳川秀忠(宇都宮釣り天井事件)、ナポレオン爆破暗殺未遂事件(地獄の仕掛け事件)、津軽藩主暗殺未遂(相馬大作事件)安藤信正暗殺未遂事件(坂下門外の事件)、板垣退助暗殺未遂事件(岐阜事件)、大隈重信暗殺未遂事件(来島恒喜事件)、そのほかには、レーニン、ヒトラー、ハリー・トルーマン、カストロ、ローマ教皇ヨハネ、ゴルバチョフ、ジャーナリストの江川紹子、警察庁の国松次及び冒頭に記述したトランプ氏等が上げられる。

 これ等の暗殺や暗殺未遂事件などにおいて、事件を起こした相手というのは、必ずしも他人ではなく身内の争いが多い。親子(含母子)、兄弟姉妹、叔父(伯父)、等で地位の争いも激しいものがあり、特に母親は我が子の為ならば他人の事等どうでもよい、という母性愛とはほど遠い感覚の母親も多く見られる。

 この様に人間という動物は、権力、物欲、金力、独占欲が強く常に他人より優位な地位にいないと気がすまないDNA(性格)を持って生まれてくる。したがって誰もが平和で和気あいあいとした生活など望めるわけがない。それが証拠には、人類始まって以来今日に至るまで、戦争と略奪の繰り返しが続いている。

 国民の幸せは常に戦争と略奪、強制服従のない国政にある。きれいごとで済むならこんないいことはないが、世界中にこれだけの宗教と生活の違いと、国々の環境の相違がある限り戦争がなくなることはないだろう。

 それならば自国を自国民が守り、他国の侵略を受けない最強の国を作り上げることが一番大切なことであると思う。国内に他国の軍事基地があればその国が戦争を起こした時、真っ先に攻撃を受けるのは日本国の本土に他ならない。このことを日本人はよくよく心にきざみこんでおかねばならない。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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