「失言と本音」

麻生総理が総理に就任して2ヶ月あまりのうちに「政策の無さ」「漢字の誤読」ときて、ここのところその「失言」が何かと批判を浴びています。「医者は社会的常識が欠落した人が多い」、「何もしていない人の分を何で私が払う(医療費について)」とか、、、。

 先日テレビを見ていたら、ある良くしゃべる著名な女性が「私も良く失言するんですよ。でも失言て、本音なんですよね。」と言っていました。

 確かに自分の頭にないことは言葉にして表現できません。それはそれで的を得ていると思いますが、場合によっては思っていることをうまく表現できないで、極端な言い回しをしてしまい、結果非難の的になってしまうことがあります。
「産む機械」などはその例でしょう。柳沢元厚生労働大臣は、少子高齢化に歯止めをかけたいあまりに、出産は女性のしかもある一定の年齢層の方しかできないので、その機能を有する方にがんばってもらうしかない、という意味で言ったのだと想像できるし、女性蔑視のつもりで言ったわけではないと思われますが、表現の仕方がひどくまずかったのです。
 ただし、このようなことは誰にも思い当たることはあるはずです。

 他人の言葉尻を捉えてそれを云々するよりも、もっと大事なことがあるはずですし、失言を許さない社会(マスコミ?)というのも考え物ではないかとも思われます。

 

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カテゴリー: 経済・政治・国際 タグ: パーマリンク