みつかったぁー!厚生年金の記録漏れ”-年金特別便奮闘記-

年金特別便が開始されて、数ヶ月がたちました。ある程度は行き渡たったらしく、当事務所もいろいろな相談を受けます。
相談の内容も、これはどの様に見るのですか、というのなら解るのですが、これでいいのですか?という相談は正直困惑いたします。本人の経歴や加入期間を、赤の他人の私が判断するのはなかなか難しく、根ほり葉ほり聞くのは根気にいることだし、なぜか、聞くたびに内容が違っていたりするのです。なにしろ加入してから受給開始まで4~50年あるのだから自分の経歴や加入期間を正確に覚えておられる方は少ないです。

また、年金の種類も、厚生年金、国民年金、国家公務員共済、地方公務員共済、私学共済、等々、更に個人的には基金、適格年金等いろいろ組み合わさって煩雑になっています。

しかし、一番大変なのは何といっても、実務を取り扱っている、各機関(含役所)に対する問い合わせです。具体的な事は、ここに公表することはできませんが、まず電話をしても、なかなかつながりません。運良く繋がっても、担当者が不在、担当部署が違う、あっちでは?、こっちでは、とたらい回しにされあげくの果ては、又元に戻ったりします。また、同じ部署でも担当者が変わると話しの内容が変わったり、なかなか返事をもらえなかったり、個人情報保護のためお話しできません、と断られたり、委任状をもってそちらに行けばいいのですか、と聞いても、本人の連絡先を教えてくれれば此方から話す、それ以外ではだめだ、と言われたり、具体的に内容が記載された委任状を持参してください、と言われたり、その時々で、窓口の方の違いでその都度振り回され、途中でどうしたらいいのか途方に暮れることもしばしば、大変と言えば大変な作業です。これもこちらがプロとして技量が未熟だからだと思い、根気よくねばります。

これが、トレジャーハンターだとしたらどうでしょう。
秘宝を求めて、銀蛇の岩窟をくぐり抜け、吸血コウモリの棲む里を通りすぎ、虎や狼の棲むジャングルを通り抜け、灼熱の砂漠をこえ、人食い鰐が潜む沼を渡り、放射能を発する谷をすり抜けて、遙かな地底に続く階段を下り、硫酸が吹き出す地底湖の淵を通り抜け、やっとたどり着いた古代神殿の像を見つけた時の、何ともいえない心のときめき、中に眠っているのは、はたして徳川の埋蔵金か、海賊キッドの財宝か、ソロモンの秘宝 か、(パンドラの箱?)その宝を手にする瞬間の興奮と達成感の感動が同じようなものだと想像して下さい。

こんな風(?)にして、日々の業務を行っております!?

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