ウスバカゲロウとハイエナ

約8年の長期に及んだ第2次安倍内閣も、安倍総理の潰瘍性大腸炎の悪化により、総理大臣を辞すことになったのは周知のことですが、自民党は安定した政党と言いながらすべて病人に頼ってきていたことになる。他に首相にふさわしい人材がいなかったからだと考える。としたならば、与党も野党も一国のリーダーたるにふさわしい政治家がいなかったことになる。

今一番早急に処置を迫られているのは、新型コロナの感染を防ぎ国民の安定した生活を取り戻す政策だと思う。
安倍総理の後任として、3名の立候補者が名乗りを上げているが、新聞等で見る限り、コロナ対策を掲げているものは一人もいないように思う。
今年初めから今日に至るまで、新型コロナ感染の防止・根絶の政策は間違っていたことは国民の一致する答えではないだろうか。
コロナ感染防止策として営業停止に追い込まれた飲食店、ライブ、舞台芸能、フリーランス、個人営業等々ほとんどが仕事がなく、貯金も使い果たしつつある。また下請けを主としている中小企業など声にならない悲鳴を上げている。仕事ができず、休業している企業に対して、協力金や雇用調整助成金などいかに国、地方公共団体といえどもいつまでも払いきれるものではない。したがって責任を取りたくないから自粛、自粛と言って強制していないと逃げる。

検査をしなければ、陽性、陰性の区別はできない。ほとんどの国民はマスクと手洗いだけでいつ感染するかわからない環境の中で恐怖におびえて暮らしているのが現状だと思います。
自民党の後継者に名乗りを上げた3人の中で、菅官房長官は無派閥であることで各派閥のほとんどが支持することを表明している。これが何を意味するのか解ると思う。
菅氏が自民党総裁となり内閣総理大臣になれば、各派閥はこぞって重要なポストを要求してくるだろう。それを聞き入れなければ一切協力しないということになる。なんともやりきれない総裁選だ。誰が総理大臣になろうと、コロナの措置に失敗すれば、来年の選挙には必ず負ける。やはり内閣総理大臣は、国民投票がベストだと考える。

人間も動物であることに変わりはない。人間は生まれついで持っている能力もさることながら、生まれてからの環境に大きく左右されることは確かだ。
生まれてすぐ猿に育てられれば、猿の習性を受け猿と同じ考え方と同じ行動をするようになる。狸に育てられれば狸に、”ウスバカゲロウ”に育てられれば”ウスバカゲロウ”の習性と行動になる。今の日本人は”ハイエナ”に育てられた人が多いのではないかと思われる。なんともやり切れない世の中だ。

近所の神社で恒例の夏祭りをやっているらしく、笛や太鼓の音が聞こえてくる。でもコロナのおかげで神酒所もなければお神輿も出ない、香具師の店も出ない、神様の力をもってしても新型コロナには勝てないらしい、また明日からコロナにおびえつつ満員の通勤電車に揺られていきましょう。( ̄▽ ̄)

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