ジョンウィリアムスと湯浅湾「港」 ♪

10月31日すみだトリフォニーホールに、キング・オブ・クラシックギター “ジョン・ウィリアムス”のコンサートに行ってきました。

会場は2階まで満席、クラギファン(は多分おそらく自分がクラシックギターを弾く人達だと勝手に思っているのですが)でいっぱいです。

舞台には何の装飾もなく、譜面台なんてものもなく、ただ椅子とギターがおいてあるだけ、そこに定刻過ぎにジョンウィリアムズが出てくると、熱狂的な拍手をもって迎えられます。69歳で頭髪は真っ白で、半分以上髪の毛もありませんし、服もなんだか普段着です。会場が暗転すると、ギターを奏でる彼に白い光があたります。
しーんとした空気の中、調弦を終えると、まるで練習を始めるかのように(調弦の続きのように)すぐ演奏が始まります。曲紹介もしゃべりもなしです。すると、隣の人も、前の人も、固唾を飲んで、そのギターを弾く姿を凝視です。

私は正面より向かって左側の席だったので、席が少しずつ横にずれているので、ちょっと左に首を傾げないと前の人の頭で彼が見えないのですが、前の人たちの首が思い切り左に傾いているのです。ちょっとでも見逃さないという姿勢がありありです。私も負けじと首を思い切り左に傾けて、(特に指の動きなんかを)見逃すまいとい必死です。

プレトリウス、スカルラッティ‘ホ長調’、アストゥリアス、アルハンブラの思い出、演奏は無駄なく、かつ雰囲気があり、メローでもあり、まさにギター職人、完璧です。

ゴルドバも、私の好きなフリアフロリダも、やさしく美しく、情緒的で、まさに目の前で、ジョンウィリアムスという世界最高峰の演奏が聞けているという贅沢な時間でした。映画「ディアハンター」のテーマ「カヴァティーナ」を演奏し忘れて、演奏後に気づいて舞台に戻ってきて、「アイム フォアゴット、、。」といって、演奏された「カヴァティーナ」も格別でした。

大満足で家に帰り、その気になって、さてクラシックギターを手にとりましたが、クラシックギターは練習しないと上達しないがために嫌気がさし気味なのと、もともとロックが大好きな私は、コードをちっちゃい音でこそこそ鳴らしては、大好きなロック(ニルヴァーナやニューオーダー、湯浅湾!)をぼそぼそと弾き語っているのでした。

 

♪ 「煙粉」 ~湯浅湾アルバム「港」より ♪♪

ふとある日 粉と煙どっちがいいかと問われたの

飲まず食わず三日三晩考えて 土と答えたが

それでまた米と麦どっちにするかと尋ねられ

東向き西向きくるくる見回して石と答えたが

さらにまた空と海どっちがすきかと訊かれてね

寝たり起きたり旅にも出たあげく山と答えたが

するとまた赤と黒どっちを塗るかと迫られて

右手左手柏手打って黄色と答えたが

なおそれで 而るのち 殊更に然りとても

鉄と砂 犬と猫 月と星 金と銀 

天と地 ゼロと百 ○と× はじまりとおわり ♪

 

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