ホルムズ海峡への自衛隊派遣、半端な装備は命取り―夕暮れの蝙蝠―

早ければ来年の1月頃、ホルムズ海峡に自衛隊を派遣する事を検討しているとの事が某新聞に掲載されていた。派遣の根拠となるのは、防衛省設置法第4条「調査・研究」に基づくらしい。
中東、特にペルシャ湾・オマーン湾の海域は各国、人種、宗教等の違いから、何かと争いが絶えないところで、戦争の好きな?国々が関係している。
去る6月13日にこのホルムズ海峡付近で、日本とノルウエーの海運会社が運航するタンカーが襲撃されている。こればかりではないだろうが、アメリカ主導の「有志連合」構想(海洋安全保障イニシアチブ)に参加するように進められたが友好国イランに配慮して断ったとのことです。

一応もっともな考えではあると思うが果たして他の国々がその様に解釈してくれるだろうか?物事には大きく分けて二通りの見方がある。一つは自分で満足するなら他人がどう思おうとかまわない、もう一つは、自分はともかくも他人がどう思うか、の方が大切な事がある。
今回のホルムズ海峡付近への自衛隊の派遣は、日本が「調査・研究」で派遣しても他の国々では、紛争している中東に日本も介入して来たものと勘違いする事も考慮せねばならない。この場合戦闘装備の薄い自衛隊が襲われる可能性もある。

又、ホルムズ海峡付近(ペルシャ湾、オマーン湾、アラビア海等)で我が国の商船が襲われたときには、海上警備行動に切替えて日本の関係船舶の護衛をすることも視野に入れているとのことだがそうなるとどんな理由をつけても戦争としかいいようがない。
もし、米国、イラン以外の国やテロ集団から襲われた場合、イランが救援に駆けつけることはないと思うし、アメリカも主導する「有志連合」に参加しなかったことを理由にそのまま見殺しにするだろう。
我が国が戦争に巻き込まれた場合、核保有国から本国(日本国土)に核弾頭ミサイルを打ち込まれた場合でもアメリカは日本に原子爆弾を投下した事実があるので、自国に被害がない限り口出しできないだろう。

したがって我が国は、どこからも救援されず自国だけで戦わなければならない。
果たして現在の日本軍事力がどこまで、通用するだろうか?
今はまだ中東及びその関係の地域に自衛隊を派遣すべきではないと思う。

もっと戦闘能力を高めて、どことでも自国だけで侵略を防御出来る力をつける事が必要かと思われる。

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