今岡誠 復活と「必死のパッチ」

 阪神の背番号7番、今岡誠が帰ってきた。サード関本が前日右腕に3死球を受け戦線離脱、鳴尾浜(2軍)で練習をしていた今岡に岡田監督から連絡が入る。
「おまえ誕生日やろ。1軍や。スタメンやからな。」

 そんなこととは、つゆ知らず、今日は野球中継だと、家に着くなりテレビをつけると、画面一杯に今岡選手の姿が、しかもバッターボックスに立っている。脳の伝達速度が遅い私は、頭が2秒ストップしたが、すぐに「わー今岡だ」、なんと3ヵ月半ぶりの1軍復帰、テレビ画面に釘付けになった。しかも、下半身がどーんとしていて、2軍におちる前の悩み深き今岡とは別人のような、感じなのである。
 これは「打つぞー」と思った。何球かファールするが、思い切り振れている。顔は3ヶ月半ぶりの1軍での試合に、いい緊張感と闘志がみなぎっていた。期待と共に見つめていると、ヤクルト石川のスライダーを左中間スタンドにたたきこんだ。「わー、あー、入れ、ホームラン。やったぁ!ホームラン!。」しかも、9回裏には、まさに今岡のところでファーボールで押し出し、サヨナラ逆転劇。なんだか突然降ってわいた「夢のような(本人いわく)」試合だった。私たち阪神ファンにとっても、今日の試合前に、誰も予測しなかった、本当に夢のように幸せな試合となった。

   悩みすぎてどつぼにはまる今岡を、ファンは何度も見てきた。野村監督時代は、当所期待されながらも、何を考えているのかわからない、とある意味干されており、星野監督に代わってからは、優勝した平成15年は首位打者に変貌、岡田監督の下優勝した平成17年は打点王と爆発。しかし、平成18年はバネ指の影響か、絶不調、バッティング振るわず、シーズン途中で手術に踏み切る。平成19年も相変わらず得点圏打率が低迷し、7月に登録抹消、今年こそと再起を誓ったが、相変わらずの悩みっぱなしの感じで打率も1割台で低迷し、5月で2軍落ち、最近では、球団から最後通牒を突きつけれたという噂さえ立っている。思い切り波のある、わかりやすいようで、わかりにくい選手である。

 おとといの復活劇が「夢」なんかで終わらぬよう、あとは、必死のパッチ(関西における「一生懸命」の最上級語)でスタメンで生き残り、阪神を優勝へと導いてほしい。悪球打ちの名人で、インハイに強い男、今岡の本当の復活を阪神ファン皆が待っている!

(ちなみに、本業の社会保険労務士事務所も、この激動の時代を生きていくため、業務の拡充を図るべく、社会保険労務士法人として法人化することとなりました。本業も、喫茶情報塾も必死のパッチでがんばりますので、こちらもよろしくお願いします。)

 

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今岡誠 復活と「必死のパッチ」 への2件のフィードバック

  1. 奥井茉莉 のコメント:

    ホント、12日の今岡復活劇はタイガースファンにはタマリマセンでしたね。

    それにしても管理人さん、この感動話をうまくまとめましたね。これにも感心しました(私もブログに書いたものの、うまく表現できませんでした(汗)

    今岡選手の復活が本物でありますように…

    「必死のパッチ」って言葉、全国的に流行りそうですね
    (関西だけかな?)
    また、遊びに来ま~す。

  2. 奥井茉莉 のコメント:

    あっ!間違いました。阪神の逆転勝ちした試合は12日でなくて
    11日でした。

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