その日は、顧客の訪問日だったのですが、都合で昼食を取り損ねてしまいました。又悪いことは重なるもので、朝も早出だったので昼食も抜いていたのです。
２食抜くと空腹も尋常ではないです。３時頃僅かな時間があったので何か食べようと思ったのですが、この時間になると食堂関係は一時休業していました。
仕方なく駅の近くのマックに入りました。他に注文者がいなかったのですぐ注文をしなければならなかったのですが、私はこういうお店は苦手で、何をどう頼んでいいのかわからないのです。店員はＡ３大のメニューを押しつけて早く決めろと言う顔をしています。何でもいいのでこれとこれと適当に指さして受け取り２階に上がりました。
よくわからないのですが、包みを開けると子供の頃山道でよく見かけた丸い丁度馬の・・みたいなのがある。両手に持ってガブッとかぶりついたら、反対側からニュルーと中身が飛び出してきて、もっている手の中にグチャーと入ってしまいました。ソースだかなんだかベチャベチャに両手が汚れました。事前にティッシュかハンカチを出しておけば良かったのですが、それもしなかったので、どうしていいかわかりません。
汚れるのを覚悟で飲み物の蓋を開けてみると、アイスティ？だった。それを少しこぼして片手を洗い、ポケットからティッシュを引き出して、あちこちを拭き、何とか衣服を汚さずおわったことに、「ほっ」と一息ついたら、もう所定の時間でした。結局飲まず食わずで終わってしまいました。
この類の食べ物は小さい子供さんでも上手に食べている。それなりに食べ方のこつがあるのでしょう。
片づけるのもセルフで、燃えるもの、燃えないもの、水分とか、いろいろとあります。ごそごそやっていたら下から上がってきた店員のかたが全部やってくれました。お礼を言って、次の目的地へ向かいました。
空腹と疲労が、一際重くのしかかってきたのでした。
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