自民党(麻生総理)の求心力が弱まり、それに付け込むかのように地方のタレント知事(やたらテレビに出まくるという意味)達が、地方分権と霞ヶ関改革を両手にひっさげて、派手に動き廻っています。
しかしながら、「地方分権」と、「霞ヶ関改革」とは、全く別のことであります。地方の疲弊ぶりはひどいものがあり、今のままでよいとは決して思いません。だが、その方々の言う通りに権限と財源をすべて渡してしまっていいものでしょうか。
持ち馴れない権力と、金を手にしたものはどうするでしょうか。権限と財源の移譲は、充分検討することが重要な事で、安易に決めてしまうべきことではありません。
また、霞ヶ関の改革は一政党でできるものでもありません。
霞ヶ関は、明治維新以降、日本という国を短期間で世界の先進国に肩を並べるまでにのし上げた偉大な功績がありますが、今となっては組織そのものを根底から改革しなければならないと思われます。
国民は、この事実をしっかり頭の中に入れて一時的な感情に走ることなく冷静に判断することが肝要です。
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