大相撲 【労働契約法バージョン】

  今年の春場所も千秋楽を迎え、優勝争いはモンゴル出身同士の対決となり、朝青龍がすくい投げで勝ちました。先場所に続いてモンゴル出身者同士の対決です。日本人は格下のような感じです。
 しかしながら、「心・技・体」という品格は日本人独特のものであって、他国のものにこれを極めるようにいっても、根本的に理解できない性質のものだと考えるものです。 

相撲も野球と同じようにトレード制を取り入れたらどうなるのかなどと思います。部屋の師匠が労働法でいうところの「使用者」、力士は「労働者」と割り切ってしまうのです。そうなると、「うちの部屋へ来ないか?給料は多いし、付人も増やすよ」などとヘッドハンティングがはじまります。

 今までは、部屋に入門して鍛えられて一人前になったら、部屋のために頑張り、親方に恩を返す。そしてまた自分が新弟子を育てていって後世に引き継ぐ。この制度は日本人らしくて私は大好きです。けどこうも弱くてはお互い傷をなめあってるようにしか見えず、遠からず衰退してしまうような気がするのです。どうせ国技といっても、国歌や国旗と違って、正式に国で指定したものではないし、もう神事とも切り離されているのだから、格闘技というより、スポーツとして考え直していくのです。

 優勝力士を出した部屋には、お金がバンバン入るようにして、そうすれば皆やる気を出すだろうし、親方も酒を飲んでビール瓶を振りまわしてはいられなくなり、真剣勝負にならざるを得ないのではと思います。

 部屋を興すのも自由、部屋を移るのも自由となれば、優勝請負人も出てくる一方、いじめなどで殺される気の毒な人が出ることもなくなるのではないでしょうか。場所の休み中は、K―1や、プロレス、で稼いだり、場所が始まると弱小部屋は、プロレスや、総合格闘技、K-1から人を雇ったりして、何が何だかわからなくなってしまう可能性も大いにはらんでいるのですが、、、?。

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カテゴリー: 労働法 タグ: パーマリンク