宝くじを買ったらあたった?

おととしの年末ジャンボから宝くじを買い始めました。この歳になってから、1万、2万と貯金をしたところで、残り少ない人生設計には役に立たないと観念したからか?、買うようになりました。だからといって、本気で1等が当たるなどとは考えていません。宝くじにはずれたからといって、ショックのあまり自殺しようとは思わないし、発表される番号をみてはずれでも「あーあー」という感じで終わります。

宝くじは、ドリームジャンボの言葉通り、夢を買うのだと思います。買ってから発表までいろいろと空想にふけるのが楽しいのです。ワイフがびっくりしてショックで死ぬかも、、。とりあえず居酒屋で一番上等な酒を飲んでみるかな、、、。等々空想はつきません。

 また同時に、買う場所や売り手の人の雰囲気も楽しみの一つなのです。 売ってる人の中には、「当たりますように」といって手渡してくれる人、柏手を打ってから渡してくれる人、変な手つきで拝んでから渡してくれる人、いろいろです。場所も様々で、銀行の外に設けられた立派なところから、寝棺を縦にしたような狭いボックスで、もの凄い形相をした初老の爺様、婆様が売っているところもあり、買うところを探しているだけでもなんだかおもしろいのです。

 今回は、ドリームジャンボ。時間がなくなってしまって、自宅近くの常設売り場で買ってしまいました。売り場の中年女性二人は、話に夢中でこちらには見向きもしません。仕方がないので、こちらから声をかけると、突然拡声器のスイッチを入れて、でっかい音で、2種類の宝くじの説明を始めたので、私は恥ずかしくなり、慌てて「やめてください」と言葉とゼスチャーでお願いしたが、聞き入れてもらうどころか、「これは説明するようにいわれているのです。」とますます嬉々として、よりでっかい声になり、「今回のドリームジャンボは、2種類発売しております。1つはいままで通りの1等2億円が32本のもので、もう1つの「ミリオンドリーム」が1等100万円が3000本~、、。」とあたり中に響き渡る音声でまくし立てたのです。

 自分としては、こっそり買ってこっそり楽しみたいのに、これでは近所の人達や知り合いの人に、「あの人、○○で宝くじ買ってたよ」と後ろ指をさされかねません。悪いことをしているわけではないのですが、、。

買う人の感情を全く無視して、自分の都合だけで処理しようとする姿はもはや人間ではなく機械でしかありません。夢を買うどころの話ではありませんでした。

 宝くじを買ったらぁ(腹が)たった。

 ブログランキングに参加しております。よろしければポチッとお願いいたします。

士業ブログランキングへ
にほんブログ村 士業ブログへ

人気blogランキングへ

カテゴリー: マスターの戯言 タグ: パーマリンク