後期高齢者医療制度 ”自己責任”バージョン

4月1日から後期高齢者医療制度が実施され、2か月を経過しました。この制度を廃止すべきだ、いや手直しでよい、広域連合に任せておけばよいといった議論で喧しいです。その中で自民党、官僚の大多数はついに自分たちの無策を棚に上げ、「高齢者にも痛みを感じとっていただく」と自己責任論をもちだしてきました。

それ程に言うのなら、後期高齢者の方々も”自己責任”を果たすにはどうすればいいのでしょうか。
この問題は、99,9%生存権のことです。したがって、次の2点が焦点となります。

一つは年金を正規に受け取ることです。二つ目は不足している生活費を稼ぐことです。

一つ目の問題を達成するためには、大変ご足労でも自分の年金を確かめに行かなければなりません。個人情報保護法を逆手に取った役人は、子供達や保護者、資格を持った代理人が行っても「本人以外にはお知らせできません」と言って 決して教えてくれません。だから本人が行くしかないのです。なので、皆さん、社会保険事務所を目指して、杖をついて、車いすに乗って大勢で助け合いながら出かけましょう。目指す役所に着いたら、一人ずつ納得できるまで聞きましょう「はぁ?」「何ですか?」「それどういういことですか?」「どうして?」って、聞いているうちに最初に聞いたことを忘れてしまったとしても、忘れたら、また繰り返し聞きましょう。1日ですまなければ何日でも通いましょう。旅行会社に交渉して、皆で送迎バスを借りていくのもよいですよね。

ただし、長時間待たされるかもしれませんので、待つ間は同じ目的を持った者同士、お弁当や、漬物や、みかん、お菓子なんかも持参して、旅行気分で、和気あいあい、楽しく過ごしましょう。

次に年金だけでは生活できませんから、善良な国民は死ぬまで働かなければなりません。国には就職を斡旋してくれるハローワークなるものがあります。就職するのに年齢制限はありません。全員で仕事探しに行きましょう。今は自分に合った職業を探すのに、備え付けのパソコンを使用するようになっています。使ったことがない場合は、一人一人が職員に操作の仕方を聞きましょう、説明されるはじから忘れてったり、操作を誤ってこわしてしまうかもしれませんが、そんなこと気にしてられません。自分に合った職業と希望収入を満たす仕事が見つかるまで根気よくやりましょう。

そして、今日社会保険事務所に行った人達は、明日はハローワークというように、交替で行くのです。皆生活がかかっているのです。遠慮など一切無用です。

ただし、役所は連日お年寄りが詰めかけ、中には突然気分が悪くなる方がいらっしゃる場合は、救急車をよばなければならないし、その都度救急車がサイレンを鳴らしてやってくるでしょうし、トイレが間に合わなくなった方、いろいろな方の対応におわれて、役所は大騒ぎ、仕事どころではなくなってきます。あまりこうゆうことが続くと 役所の職員たちも、こんな仕事はもう嫌だと言って皆退職してしまい、今度は自分たちが先頭を切ってハローワークに通うようになり、国もやっぱり支払うべき年金はきちんと払って、病気の方は病院にいけるようにしないといけないなと反省するかもしれません。(でも、たぶんしないでしょう。)

 

※補足1 ”自己責任”とは、投資社会において、「金融商品や購入先を自由に選択できる代わりに、結果として利益や損失の両方に自ら責任を持つことをいう。」ことは多く知られていますが、法律用語にも、広辞苑にも規定されていません。官僚や、政治家、一部マスコミが好んで使う言葉の一つです。

※補足2 特別会計には手をつけない(役人のための埋蔵金は温存)、いくら世間で批判されようとも天下りはし放題、タクシーは税金で乗り放題の厚顔無恥な官僚と政治家に対しては、それを上回る手段をとらないと、、、。

 

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