就活とパート法と籠の鳥-雁字搦めが仇となる-

少子高齢化が話題になり始めてから久しい。勿論子供はすぐ大人にはならない。

ある程度育つにはそれだけの年月がかかるのは当然のことだから、そうすぐに解決出来るものではないことは確かです。
少子ということは、高齢者が増加したということと、生まれてくる子が少ないということだと思います。

しかし一方で、若者が就職難であえいでいるといううわさも耳にします。
なぜでしょうか?原因はたくさんあると思います。
今はそれをすべて追及するつもりはありません。でも大学を卒業してすぐに就職をするが
その大半は有期雇用が現実のようです。
それは大きな原因の一つとして、一度雇用したらよほどの事が無い限り解雇できないということがあげられます。
仕事のミスが多い、遅刻が多い、周囲の人たちと協調することが出来ない等では解雇することが出来ないというのです。人は実際に働いてみないと解らないのです。それにもかかわらずどんなに合わない人でも解雇できないと言うのであればお互いが不幸だとおもいます。

私の友人で、介護関係の事業を経営している者がおりますが、介護関係はなかなか職員が集まらず苦労しているようです。先日求人に介護の仕事をしたいと応募してきた者がいたらしいのですが、現在短時間労働でしかも有期雇用契約を締結したばかりで、其の勤務先企業に本人が話をしましたが、代わりの人が見つかるまで1~2ヶ月退職できないと言うので相談にこられました。いくつか方法はあるのですが、相手も零細企業だということなので、法律に抵触しなければそれで良いというわけのものでもないので、よく話し合うしかないですね、と言ってあえて教えませんでした。

考えてみると、あまり労働者を過保護しすぎているから、かえって働くことを甘く見て労働意欲が失われてしまい、己を反省することなく、自分が上手くいかないのはすべて企業のせいにしてしまう傾向があるのでは無いかと思われます。育・介法は仕方が無いとしても、民法第626条~630条までと労働基準法第19~20条 だけあれば十分だと思います。あとは常識さえあればそれぞれが自分の好きな時に好きな職業を選べると思います。

籠の鳥
       千野かおる 作詞  鳥取春陽 作曲
 
 あいたさ見たさに 怖さを忘れ 暗い夜道をただ一人 ♪
 あいに来たのに なぜでて逢わぬ 僕の呼ぶ声忘れたか ♪
 貴朗の呼ぶ声 忘れはせぬが 出るにでられぬ 籠の鳥 ♪
籠の鳥でも知恵ある鳥は 人目忍んで逢いにくる ♪

 

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