必殺仕掛け人の暗躍?核家族に忍び寄る黒い影

核家族というのは、①1組の夫婦のみ、②1組の夫婦とその子供、③片親とその子供、④両親またはどちらかの親(片親)と未婚の兄弟姉妹、で暮らしている(同居している)家族のことをいうらしい。

日本は、家屋の事情もあるのかと思うが、核家族は1920年頃には55%位を占めていたとのことです。それが1960年代に急増し流行語となった。
現在では子供達も大きくなったら親と同居して暮らすのは何かと煩わしい、1人の方が自由に暮らせるというので別居を望み親元を離れて暮らすようになり、①1組の夫婦のみが圧倒的に増加しているという。。

夫婦だけで暮らしているのも、自分達のことだけを考えていればよいので、のんびりと暮らしている方が楽だが、高齢になってくると行動するのが緩慢になり億劫になる。
それならいっその事、有料の高齢者ホーム(老人ホーム)に入った方が楽らしいとなけなしのお金をかき集めて、有料高齢者ホームに入居することになる。
しかし民間の有料高齢者ホームに入ると、やれ経営者(理事長)が使い込んでしまったので経営ができなくなったとか、経理担当者が持ち逃げしたので運営不能になったとかでなけなしのお金がパーになってしまうことが多い。

それなら有料高齢者ホームに入居するだけの費用が無い人たちはどうするのか。今住んでいる土地・家屋を改装して高齢者が住みやすい住宅にすることになる。でもその費用とを支払えば今後の生活費に支障を来す、困ったものだということになる。
そこで登場するのが「リバースモーゲージ」というシステムだ。
これは自宅(土地・建物)を担保にしてお金を借り、生存中は利子のみを支払い、亡くなった後は、担保に入れてある自宅(土地・建物)を売却して借入金(元金)の返済に充てるというものらしい。

特に人気があるのは、満60歳以上の高齢者を対象にした「リ・バース60」という、独立行政法人住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)と民間金融機関(銀行等)が連携して行う住宅資金の融資である。融資を受けた契約者が亡くなられた場合、債権債務は相続人が引き継ぐのが通例だが、この場合相続を放棄することができるという(債務を返済しなくてよい契約)ことです。{ 「リコース型」「ノンリコース型」と呼称している。}
「リコース型」は相続人が介入してくるからそれ程問題はないと思うが、相続人が相続の
権利を放棄している「ノンリコース型」には問題があると思う。契約者が亡くなられた場合に、担保の土地・建物を売却してもその代金が元金に満たない場合は、どうなるだろうか?、不足分を相続人に支払いをさせることができないので、損金となってしまう。
窓口の金融機関は住宅融資保険で補填されるので大きな損はないと思われるが、大元の住宅金融支援機構ではたぶん損金となってしまうのではないだろうか。
そこで担保価値下落のリスクを防ぐためには、担保物件の価値が下がらないうちに売却することが必要になってくる。それには・・・・・・・

池波正太郎氏の小説には、音羽の半右衛門、萱野の亀右衛門、羽沢の嘉兵衛、白子屋菊右衛門といった錚々たる「元締」が出てくる。

現代ではどうだろうか?富ヶ谷晋三郎とか神山太郎右衛門等々、、、皆様で想像して下さい。

休眠預金は国が自由に使う、銀行は預金口座の預かり料を設ける、タンス預金をしておけば強盗に入られて命に関わる、労働年齢の引き上げ、副業・兼業等々、国が推し進める政策は誰にでも当てはまるものではありません。

施策に従い、法律は遵守しなければなりませんが、盲従してはいけないと思います。
最近聞いたような言葉ですが、時により身の丈に合わせた思考も大切と思われます。

”よろしければポチッとお願いいたします。” (^.^)

士業ブログランキングへ ☞にほんブログ村 士業ブログへ

人気blogランキングへ ☞

 

カテゴリー: マスターの戯言 パーマリンク