義妹の急逝(妹の突然死)

 悪夢というのはこの事をいうのだろうか?
 まだ信じられない、夢なら早く醒めてほしい、獏よこの悪夢を喰って私の夢をを安らかな夢へと誘ってほしい。

 忘れもしない1月11日の夕方、同じ家に住んでいる義妹が体調が悪くなったということで、近くの総合病院へ検査入院するとワイフが連絡に来た、送って行くとのことであったが、私は入浴しようと浴槽に入ったばかりだったのだが、すぐでようとしたら、そこへ
私の長男が勤務先からかえってきて、自分がついて行くから私には来なくて良い、とのことであったのでそれで彼に任せた。
 送っていった長男が帰ってきて、明日(12日・金曜日)検査を行いその結果と今後の治療について、13日(土)午後説明するという担当医の言葉を伝えてきた。

 12日(金)は、私は仕事の都合で遅くなったので面会には行けなかった。
 ちなみに面会時間は午後7時30分までで、7時前に入らないともう面会できないことになっていたので、仕事の帰り長男が7時5分に行ったらもう7時過ぎたからだめだと言って入れてくれなかっとのことだった。
 翌日13日(土)、朝8時過ぎ容態が急変したので至急来てほしいとの連絡が入った。
 急いで行って見たら、呼吸はしているが意識不明の状態であった。
 本人との話も出来ないので、担当医の進めるまま一旦帰って連絡を待つことにして引き上げた、その後昼を過ぎても何の連絡も無かった、夕方近く長男が、まだ連絡が無いけど私は行ってみるよ、と言って出かけていった、早足で歩いて10分ぐらいの所にある病院だが、彼が出かけて5分ぐらい過ぎたら、ワイフから容態が変わったので至急来てほしいと連絡が入ったと言ってきたので、大急ぎで駆けつけて見たら、もう息を引き取った後だった。(71歳)

 どうやら入院中に左脳出血を起こしてそれが直接の死因だという事であった。
 検査したのは「白血病」の疑いで、血液内科のドクター2名が担当医であった。
 その後、左脳出血したにもかかわらず、脳神経外科、もしくは循環器系の医師が診療した事は無くそのままほったらかしにされていた。普通は自宅もしくは外部で脳出血を発症する、それから救急車で運ばれてきて手当(診療)を受ける、そして障害が残ったとしてもほとんどは命が助かっている。それが入院中に発症した病気を治療もせずにそのままほっておいて患者を死亡させてしまう総合病院があること自体不思議でならない。本人の専門以外の若い医師や看護師(婦)がぼーっとして見ているだけで直ってしまう病気など皆無だろう。もしもこの病気が、脳内出血を起こしやすい病気なら当然脳内出血を発症した場合を想定してその時の準備もしていなければならないはずである。それすらも怠っているのはどういう人間の集まりなのだろうか、医療の技術というよりは人間性の問題だと思う。

 日本医療安全調査機構(医療事故調査・支援センター)というのがあるらしい。
 しかしそこは、「医療機関」が医療事故と判断して、センターに報告されたものだけを調査するとのことです。大病院であればあるほど自己のミスを認める所はあるまい。
 ひた隠しに隠し、とぼけるだけとぼけて逃げ切るだろう。

 医療事故に関しては、弁護士もあまり扱いたがらないそうです。それは患者とドクターの情報格差がものすごくおおきいそうです、カルテや診療結果の報告などは患者に解らせないために、肝心の所はドイツ語か英語しかも専門用語で書いてある。
 そして、特に問題ないとか、年相応だなどといってはいおしまい、次の方どうぞとなる。
 大体治療や手術に当たり、どんな結果になってもこれに対して苦情や金品の請求はいたしません等といったような誓約をさせてから初めて自分の業務を行う様なのはドクターだけでは無いだろうか。
 私もこの病院で死を目前にした事があるが、それは又の機会にいたしましょう。

 これ等に似たケースはこの病院だけではなくいっぱいあるらしい、明日の我が身かもしれません、くれぐれも注意をして下さい。

「あるほどの菊投げ入れよ棺の中」  夏目漱石

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