資格試験にすばやく確実に合格する方法 その2

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」  ~彼(敵)を知るとは対象を知ること~

1回目は資格試験をよく知ることと早く受かるための試験に対する姿勢についてお話しました。2回目は、試験に対する感覚と勉強方法についてです。
  自分が受験しようと思っている試験は自分にとってどのような存在(感覚)かということを見極めるということです。人間はオールマイティではありません。得手、不得手がありあります。 兵法にもあるとおり、

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず。
 彼を知らずして己を知れば一勝一敗。
 彼を知らず己を知らざれば戦うごとに必ず殆うし」
彼を知り(この部分はその1でお話ししましたが)、己を知ることが重要なのです。つまり自分の得手不得手をしっかり把握することが必要なのです。
 学生時代の試験を思い出していただきたいのですが、得意な分野は普段からその科目に関係したことに興味を持っているので、知らず知らずのうちに知識が身に付いてきます。歴史が好きな人は、誰に押しつけられなくても、テレビや新聞、読書などを通じてすっと頭にはいっていくので知識が増えていくでしょうし、絵に興味のある人は町を歩いているときにいろんなポスターや絵が目に飛び込んできて、そこからいろいろな想像や思考をふくらませているでしょう。

 人間は好きなものには心をひかれ、嫌いなものからは離れる習性があります。その試験に合格したければ、その試験に関する分野をまず好きになることです。いくら努力しようと思っても、いやいややるのでは、知識もなかなか身に付かないし進歩もしない。ところが、好きなことだとおもしろくて、一生懸命にやるから、進歩も早いのです。

 では、自分が好きで、しかも成績の良かった科目にはどのような対応をしていたのか思い出してください。
1.書いて覚えるのが好きだ(整理整頓型) → 法文や参考書の要点をきちんと整理して記録することにより、視覚と手先で印象づけることにより記憶するタイプ

2.読んで覚える方が好きだ(読書百編型)→ 法文や参考書を何回も繰り返して読むことにより、大雑把に要点を、直接視覚から脳にインプットするタイプ

3.読み書き両方するのが好きだ(参考書直接記入型)→ 読みながら同時に記録することにより、要点をより強く印象づけることにより記憶していくタイプ

また、
1.予備校の講習を受けるのが好きだ→自分一人では気が乗らず、大勢の中にいてやる気が出るタイプ

2.独学(自習)が好きだ→他人に合わせることなく、マイペースでこつこつ勉強するタイプ

 自分がどのタイプなのかを分析して、自分にあった勉強法をとることが重要です。
彼を知り、己を知る。一見簡単そうですが、その辺を曖昧にしたままだと、何年も同じ試験に落ち続けるという(予備校に行くとたくさんいらっしゃいますが)ことになりかねません。明確に自己分析をし、且つ認識をし直すことが試験への近道と考えます。

次回はもう少し具体的にお話します。

ブログランキングに参加しております。よろしければポチッとお願いいたします。

士業ブログランキングへ
にほんブログ村 士業ブログへ

人気blogランキングへ

カテゴリー: 資格試験に合格する方法 パーマリンク