足利事件と司法官吏と武士道-失われた魂を取り戻せ!-

去る6月4日に足利事件(足利市で起こった幼児殺害)で服役していた菅家氏が、何と17年ぶりに釈放されました。冤罪の決め手となったのは、DNA鑑定が犯人と違う結果になったものだったからだという。
刑事事件はこれにかかわった人間は最悪は死刑、死刑を免れたとしても一生を台無しにしてしまいます。それは本人だけではなく、これを取り巻く親族、友人等々皆惨めな人生を送ることになるのです。
それなのに、なぜこのような冤罪事件が多発するのでしょうか。これはとりもなおさず警察・検察・裁判所の司法官吏のモラルの低下にほかならないと思います。

 日本には太古より、脈々と受け継がれている「武士道」があります。武士道は「葉隠」だけではなく、さまざまな解釈があると思いますが、その精神を貫くものは「非は非とし、是は是とし、卑劣を憎み、勇.仁.礼.誠.忠を重んじ、克己心を養い、常に正を貫くためには命をかける」心意気です。

人間である以上誰しも間違いや過ちを犯すことはあります。問題は犯した過ちをいかにして償うか、それが人間としての価値を大きく左右するものだと思います。

武士道は日本人だけが持つ世界に誇れる魂です。
事件が発生したということは、必ず事件を起こした真犯人がいるということです。警察・検察・裁判所は、国民の安全を守るためにどうしても必要な権力であり、組織であると思います。その役割は、犯人を創り出すことではなくて、真犯人を捜し出すことにあるのです。この基本を、絶対にはき違えてはなりません。

司法官吏はその持っている”絶対の権力”の恐ろしさを自覚して、武士道の精神を正義のためにのみ、権力を行使していく信念を持ち続けていただきたいです。

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