6月12日麻生総理は、鳩山総務相を、事実上更迭しました。
火種となったかんぽの宿は、毎年40億円ずつ赤字を垂れ流す。早く処分しないと累積赤字が増加するばかりだと言いながら、なぜ処分を12年までとしたのでしょうか?
民営化する以前に、又は民営化するときに処分できたはずです。従業員のことや採算性のことがあるともっともらしい理屈をつけていますが、そんなことは最初からわかっていたことです。民間企業では、まずまっ先に赤字を減らす努力をするでしょう。「かんぽの宿」は、民間人がバブルがはじけて、資産運用のために買ったマンションを手放すのとは、全く次元の違うものです。
「世の中、正しいことが通らない時があるんだ。」
鳩山前総務相が、何気なく漏らした言葉だが、この持つ意味は、非常に重いです。
この国では、あまりにも不合理なことが多く、正しいことほどほとんど通らないのではないかと思うことが度々あります。
どちらにしても、郵政事業は民営化されたといっても、民間企業とはほど遠いものであることは間違いありません。
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