馬鹿が合格した勉強法(その5)

事情があって筆を休ませておりましたが、禁がとけましたので、また続けることにします。
どのような資格試験を受験する場合でも、必ずその資格そのものを規定する法律と、その資格者が知識として身につけておかなければならない諸法律があります。

例として、税理士試験を受ける場合、税理士法と会計学2科目(簿記論、財務諸表論)、税法のうち1科目(所得税法または法人税法)、それ以外の税法2科目

社会保険労務士試験は、社労士法と労基法、労安法、労災法、雇用保険法、徴収法、健康保険法、厚生年金法、国民年金法、労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識その他等々

もちろん、資格によっては、ペーパーテスト以外に実技を必要とするものもありますが、実技については、別稿といたします。

ここで問題なのは、これ等の法律を身につけるには、基本的に、これ等の法律書を購入して読まなければなりません。
図書館で借りるとか、知人から借りることも可能ですが、いくらお金がないといっても、やはり自分専用の法律書をお持ちになるのが一番よいと思われます。したがって、本を借りないでお金を借りてください。(貰えればそれが一番いいですが、、。)
法律書の内容は、その対象を定義づける法律と、運用するための政令(施行令)、省令(施行規則)があります。
その他、通達、告示、指針などなどがありますが、これはとりあえず必要ありません。

次にこれ等の法律書(参考書)の選び方ですが、次のことに留意してください。

1. 新しい(発行年月の新しい)ものを選ぶこと
書籍はたいがい、後ろの頁に、著者、発行所、発行年月日が記載されています。法律はよく変わるので、できるだけ発行年月日の近いものを選んでください。

2. 著者を選ぶのは難しいですが、発行者又は発行所が著名なところを選ぶようにしてください。また、その発行所が過去にどのような本を発行しているか調べて、法律書を発行するのにふさわしいか否かを判断してください。大げさなタイトルや軽いノリのものや、漫画的なものはお薦め出来ません。

3. 法律と政令、省令が一緒になっているもの(法律の施行令、施行規則という順に)で、解説のないものを購入してください。解説はその人独自の解釈があるので、最初にその解説を読むとそれが間違っていても正しいと信じて覚えてしまう危険があります。

4. 自分がなんとなく気に入ったものを1冊だけ購入してください。(高価なものは避けてください。)法律書は、発行所によって著者によって、いろいろ違い、何種類も発行されておりますが、法律そのものはかわりませんので、自分が気に入ったものがあればそれ1冊で充分です。

5. 購入した本を勉強中に書き込んだり、破いたりしますので、それにふさわしいものを購入して下さい。メモ帳として、又持ち歩きの便利なように、書き込んだり、破いたりすることになります。これは、後述する具体的な勉強方法の中でお話しします。
(次回に続く)

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