小沢一郎と田中角栄氏の政治手法

8月26日の新聞に、「田中角栄氏的なものはもう止めるべきだ」というような意味の記事が載っていました。
つまり、道路をつくる、橋を架ける、駅を造る、というものが罪悪であるかのような表現でした。
この方は、50~60年前の田舎の寒村の生活をご存じだろうか?。当時は、まだガス、水道の設備などはなく、火は、薪と炭がすべてでした。これを確保するために、村で所有している(入会)林を村民に割り当て、春先に切り出しに行く、そこに行く道たるや悲惨なものでした。

道は狭くて凹凸で、大八車がやっと通れる位、しかも車を引く牛や馬の糞があちこち垂れ流してあるので、これが乾燥して風が吹くと他の埃と一緒に舞い上がって、これを吸い込んだり目に入ったりと大変な思いをしました。
又、雨になるとこれがどろどろに溶けて流れ出し、この上を草履で踏んでいくと、どろと混じった糞尿衣服に跳ね返ってくるのです。

さらに、メインストーリートも舗装されていない凹凸な砂利道で、車が1台通ると、もうもうと埃で前後が見えなくなり、この埃が、目や肺に入って、眼病や内臓疾患の原因となる。こんなことはほんの一部で、悲惨な生活環境には枚挙にいとまがないのです。

この氏は、こんな生活をしたことがあるのだろうか?

こういう生活に終止符を打ち、都会と寒村との差を縮めて、生活水準を引き上げた田中角栄氏の功績は非常に大きかったと思います。

彼はやはり、その時代に求められた偉大な政治家であったと思うのです。

 

ブログランキングに参加しております。よろしければポチッとお願いいたします。

士業ブログランキングへ
にほんブログ村 士業ブログへ

人気blogランキングへ

カテゴリー: 経済・政治・国際 タグ: パーマリンク