第45回衆議院選挙と立候補者の質の低下 -神農・虞・夏・忽焉として没しぬ-

8月30日衆議院議員選挙が終わりました。下馬評通りの結果でした。しかし、それは民主党が良いからではなく、自民党が嫌だったからに他ならないのです。
私もその片棒を担いだ一人です。

でも喜んで行ったわけではないのです。投票に行くのが億劫であったし、できれば行きたくはなかったのです。この国の政治の乱れ様は、とても安易な言葉で表現できるものではないのです。

勿論、本来代議士は国民の代表でなければならない。従って、代議士は、田畑に従事する人達、工場で働く人達、サービス業で働く人達の中から選ばれなければならないと思います。

ところが今は、国民の代表であって、代表ではないのです。政治家(代議士)は、政治家の子弟から選ばれ、官僚は官僚の子弟から選ばれるため、庶民(納税者)は、庶民層から抜けられないのです。

これによって、お互いの状況が理解できない立場にあるのです。これでは、どの党が政権をとっても真の政治を行う(日本国を充実させる)ことはできないと思います。
 
願わくば、民主党がマニフェストを厳守、実行することを祈るのみです。

※仕方なく近くの会場(小学校)に投票しに行きました。自民党以外というだけで、まったく知らない人の名を書いて投票しました。時間帯のせいもあってか、お年寄り(よぼよぼした)が多かったです。この方々は、皆いったい何を祈り、何を期待して投票しているのでしょうか。皆おぼつかない足取りで、仮設の歩行コースを歩いていました。そこに、キザな中年男がその歩行を妨げるようにして入口に車を止めると、年寄りをかき分けるようにして投票していきました。
私は、投票後もなぜか心が晴れず、不安と虚しさを抱いて帰途についたのでした。

 

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カテゴリー: 経済・政治・国際 タグ: パーマリンク