神の世界も格差社会~2015年初詣~

寒い、寒い、2015年の元日は寒い!の一言に尽きた。無宗教、無信心の私だがそれでも毎年元日の朝は、目が覚めたらすぐ何処でも良いから近くの神社に初詣に行っていたが今年は寒くてどうも行く気がしない。特にどの神社と決めてある訳でもないし、義理も無いので行かないことにしょうと思ったが、それでもと思いお昼頃出かけた。何処の神社にしようか迷ったがとりあえず駅近くの「神明宮」に行ってみることにした。

いやー寒い、冷たい、最高気温6℃となっていたが、この時間0℃に近いのでは無いだろうか、厚手のシャツにベスト、二重仕立てのジャンパーを着ているので上半身はまだ良かったが、下半身は薄手のズボンなのですぐ冷えが伝わってくる。北風が強く吹いていて 手の指先が凍えて痛くなってくる、手袋を持ってくるんだったと思ったがもう遅い。

それでも外見だけでもと思い、きちんとした姿勢で枯れ葉がかさこそ舞い転がる歩道を足早に歩いて行った。

神社に近づくにつれてどこからともなく同じような格好をした人達が神社の方向に歩いて行くのが増えてきた。直線の狭い参道では、行く人達と帰って来る人達で結構いっぱいだった。この時間帯に此処へ来たのは初めてなので、良く解らないが今年は多いように思われた。過去には参詣者はもっと少なく高齢者が目立ったが、今日は若い人達も多く、家族連れらしい人達も多く来ていた。

この神社の祭神は、主祭神が「天照大御神(本殿)」、祭神として東に「月読尊」、西に「須佐之男尊」が祭られている。猿田彦も祭られているらしいが何処に社殿があるのか解らない。此処の祭神は神様の本流で、結構彼方此方の神社で祭神として祭られています。
同じ神様(名義貸しなのか、大勢いるのか)でも神社の氏子の数と賽銭(売上高)によって生活水準が決まるとすれば、伊勢神宮や氏子が多い神社とそうで無い神社では大きな差が付くと思います。

八百万の神というくらいですからもっともっと多くの祭神が各地にいるわけで、この神々が10月(神無月)に出雲大社に集まった時の地位はどうなるのでしょうか、そういえば長年私の部屋に住み着いている「貧乏神」も10月には出雲大社へ出かけて行くようです。

閑話休題、とにかく寒い、結構多数並んでいる(百人くらいか?)並んでいるといっても、お通夜のお焼香の列のように整然としているのではなく、皆適当に集まっているといった感じだ。よほど帰ろうかと思ったがせっかくなので、賽銭の百円玉を握って並んだ。 大分進んだ頃、後ろに家族連れらしい4人組が話しているのが聞こえてきた。父親「5円玉あるか」その奥さんらしい声「あるわよ」、若い娘「私にも頂戴」奥さん(母親)「50円玉ならあるわよ」父親「10円玉は無いのか」男の子「・・・」えぇー!

何もお願いするつもりも無い私が百円玉を投げるというのに、この家族は何をお願いするのでしょうか、それなら私も10円にしようかなと思って小銭入れから10円玉を取り出して見たがやはりやめて百円玉にした。

本殿の遙か手前に臨時の横長の賽銭箱が置かれ、そこから賽銭をあげて祈願するように設定されている。こんなに離れていては、とても祈願の気持ちなど伝わるまい。若いグループの一人が「10円で良いよな」と言っていた。絶対この神社の「祭神」にはなりたくないと思った。

とりあえず終わって、神社のパンフレットを見ると「祈祷殿」があり、”一件5万円以上の御祈願には「巫女舞がつきます」”と書いてある。5万円の巫女舞とは、いったい??

いつの間にか粉雪が風に舞い始めていて、寒い、寒い、冷たい、手の指先がしびれる、又手袋を持ってこなかったことを後悔しながら、これはもう神様の罰が当たったのかと思いつつ帰路についたのでした。(T_T)/~~~

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