道路特定財源と鼠小僧次郎吉

4月30日(平成20年)ガソリン税等暫定税率を元に戻す、改正租税特別措置法案が衆院で再可決されました。これで一旦下がったガソリンの価格が3月以前よりも更に高く跳ね上がりました。
 電車、バス等の便が悪く、車両がないと身動きがとれない地域も多くありますし、

そういう地域では車両がなくては生活出来ないのが現状だと思われますし、運送業、漁業、製造業各種、燃料を必要とする様々な業種で、石油の価格の高騰が、ダイレクトに命に直結します。

 それにしても、道路特定財源の不祥事が次から次へと、続々と出てきて、新聞、テレビ
等をにぎわせていますが、道路族と称する議員は、そんなことはどこ吹く風といっこうにめげることなく、道路特定財源の確保にあの手この手と策を労しております。

 又、一部地方自治体の長やこの取り巻きも、この財源のおこぼれに預かりたいと、適当におべんちゃらをいっては、道路特定財源は必要だ、などとゴマをすっているようです。
高級官僚、族議員達は、”がっぽり”濡れ手に粟の道路特定財源を確保して、しかるべき金額を下げ渡す、これを又地方自治体の長達が、濡れ手で受け取り、次から次へと分配していく、最後に残った財源で実際に工事がおこなわれる、とりあえず、日雇いで道路工事に従事した者は、やすい賃金でも当座は凌げる、議員様、県知事様、国会議員様、本当にお有り難うごぜえます、というところです。

 昔、天保年間に、鼠小僧次郎吉という盗賊が居たそうです、貧乏人はねらわず、武士の大家や豪商ばかりを狙い、盗んだ金は、貧乏人にばらまき、義賊といわれて、江戸庶民からは拍手喝采を浴びていたそうです。

 しかし、実際には、千両箱一箱盗んでもばらまいたのはせいぜい4~50両くらいで後は自分で全部遊興費に費やしたとの説があるそうです。
真実の程はわかりませんが、、、。

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