”リスキリング”と”百科事典”

G7広島サミットとは一体何だったのか?、北大西洋諸国に日本だけがぽつんと離れて加わっている。これだけ通信技術が発達してきている今日、国の位置は大して関係ないかも知れないが、変な構図だ。日本は何処にでもしゃしゃり出ていく、ゼレンスキーあたりに舐められて喜んでいる、可笑しな国だ。

今の日本には早急に解決しなければ(手を付けなければ)ならない事が沢山ある。少子化、国防、賃金アップ、高齢者の安全確保、コロナ、インフルエンザの対応策、経済成長の維持、雇用における人材不足等々数えだしたらきりがない。又どれをとっても何一つ解決していない。先の大戦から78年、ソロバンからスーパーコンピュータに変わった。又この間に色々なものがめまぐるしく変わってきていて、特に高齢者には戸惑うことが多すぎると思われる。
勿論いまに始まったことではないが、器機等は、アナログからデジタルに変わって久しい、だがこれをはっきりと定義づける事ができる人はどの位いるだろうか。

何代か前のお偉方が、ITを(いっと)と発言して失笑をかった事があるが、これを笑うひとのほうが問題だと思う。人手不足を解消して持続的な経済成長を目指していくにはいまやIT、DX, AI(人工知能)・・ロボット系・対話系(チャットGPT)等がある。
殆どの方が、自分の知らないことを調べようとすれば、PCやスマホのインターネットで調べると思う。辞典などは本棚の奥にしまわれ、百科事典など持っている人は殆どいないと思われる。(私は、広辞苑 だけは持っている)余談になるが、以前は知識の豊富な人を「百科事典」と呼んだ時期がある。私も24~5のころ、一部の人達にそう呼ばれた事がある。

閑話休題 前述した様に78年の間に、私達を取り巻く環境や職業の(仕事)内容、方法等は大きく変化してきている。特にここ10年くらい変化が甚だしい。これらに対応していくためには、老若男女すべてがこれに対応出来る様に努力する必要がある。
そのためか否か「経済産業省」から「リスキリング」という言葉が提唱された。解りやすくいうと、リスキリングとは、DX(デジタルトランスフォーメーション)の時代に合わせた、新しい職業に従事出来る又は今の職業に必要とされる大幅な技術の変化に対応するための技術を獲得する(させる)ことだそうです。ですから、企業が従業員のために取り入れる又は個人が自分で選んで、それらの変化に対応出来る技術を習得することになります。

長くなりますので、ここでは省略致しますが、政府は、持続的な経済成長を望むには、労働市場改革が不可欠だとして、具体的な指針をまとめたそうです。そしてそれを実行するために、これに取り組んでいく企業や個人に対して、失業給付の支給期間の短縮や、各種助成金、補助金等の支払いを検討しているそうです。
そのほか、最低賃金の引き上げや、メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へ徐々に移行するような政策も考えている様です。これらが実現された場合、多くの助成金や補助金、訓練費用の請求等が行われる可能性があります。
これらの支給請求は原則当事者(企業又は個人)であり、代行、代理が出来るのはおそらく、弁護士、社会保険労務士、及び一部の行政書士に限られると思われます。他人に依頼するには必ずそれに対する費用が必要であることを忘れないでください。

話は前後しますが、前述したネット上の質問に対する回答は必ずしも正当なものばかりではありません。ましてや、これから増加してくる、チャットGPTなどは、もっともらしく思われるけど相当的外れな回答が多いと予想されます。その内容の是非について軽々しく私達、社会保険労務士に問い合わせしないでください。どうしても問い合わせたい場合は、きちんと氏名を名乗って、必要性を説明してから聞いて下さい。
”私達は、すべて労働法を根拠としてそこから導き出されたことをお伝えしております。”
従ってお答え出来ることも限度があります。場合によってはそれなりの報酬を頂くこともありますので、何卒悪しからずご容赦下さい。

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