”世襲とライセンス”

先日5年に一度ずつ試験を受けて合格すれば更新できる、ある資格試験の更新試験を受けに行ってなんとか更新することができた。

世の中には大別して2通りの職業がある。

一つは国家試験はじめ各職業ごとに一定の技能(資格)を有し、それを証明してもらって初めて行うことができる職業と、もう一つは特にそういうものが無くとも自由に行うことができる職業である。
先日更新してもらった資格はいまの職業とは関係ないが、5年を経過してしまうと無効になるのでもう5年有効期間を延ばしておきたいと思い受験したに過ぎない。
いま、行っている職業(仕事)は、誰もがやってもいいという業務では無くやはりそれぞれ国家試験を受けて合格しないと行ってはいけない職業である。
そこが国会議員と大きく違うところだろうと思う。
これら専門性のある職業は大概資格試験に合格して、その証として、○○師、××士などの名称を名乗りますが、(例・・教師・・弁護士など)同じ「し」でも「師」と「士」の違いがわかりますか?これを説明していると長くなりますので、ここではお話しいたしませんが、それぞれ違いはあるのです。

私が業としている仕事は「士」ほうです、まあそれは特にここでは重要ではありません。 私はこの仕事(業務)をかれこれ45年以上やってきましたので、最初のお客様(顧問先)はすでに2代目、3代目になっております。したがって、すごく接しやすい面とやりにくいこともあるでしょう、大分前から「そろそろ息子さんに譲られたらどうですか」とおりあるごとに話をされる社長もおられるのです、でもそれが思うように行かないのです。

私がお客様として接しているのは、ほとんどが零細企業でワンマン社長が多いのです。
したがって、その社長の、子供として生まれてきただけで跡継ぎになれるのです。

しかし、私の仕事は、まず国家試験に合格しなければ私の子供というだけでは後を継ぐことはできないのです。でもそれを言うことによって中には変に誤解される方がおられると困るので、そのために言葉を濁してその場を凌ぐしか無いのです。

普通こういう仕事の後継者になろうと思えば、早い内から(少なくとも高校生くらいから)その方向に向かって受験勉強の体制に入らなければならない。しかしながら我が家は違っていた。私の年代では夫婦は夫が生活費を稼ぎ妻は家事を中心に夫の援助や子供の育成に務めることが主流であった、ところが結婚してみて世の中には表現をはばかる様な家庭があることを知らされた。外見だけを飾り自分の都合だけを正当化する人もいることを知った。他人の言葉を借りるなら、杉田水脈衆議院議員の「男女平等は絶対に実現しえない、反道徳の妄想だ」といわれたが私もまさにそのとおりだと思う、通常の常識が全く通じない人もいることを知らされた。
同じく杉田水脈氏の言葉を借りるなら、「女性はいくらでも嘘をつける」というのもこれまたずばりで、これほど嘘で固めた女性にであったのは初めてだった。私が女性との付き合いを余りしてこなかったのも災いしたのだろうが、いつの間にか無理矢理妻の実家に引きずり込まれ同居することになってしまった。幼少期から妻の実家で育った子供達は父親をないがしろにすることをたたき込まれ、仕事を継承することは考えなかったらしい。犯罪を犯す青少年は、両親の不和と貧困の家庭で育った者が多いように思われる。したがって安易に離婚はできなかった。

人間は必ず死ぬ、八百比丘尼でさえ800年しか生きられなかった、私のことはこれ以上書かないが、その後息子がこの仕事をやりたいといって事務所の一員となった、しかし資格試験に合格していない者に譲る訳にはいかない。自分がせっかく起こした企業、残したい、誰かに継承してもらいたいと願うことは不自然では無いと思う、息子が試験に合格するのはいつのことやらわからない(いまは合格しているが)、そこで私を陰に日向に助けて30年以上協力してくれたいまの方に後を託した(私がいつ死んでもいいように )
いま、女性の人権が、地位がどうのこうのと盛んに議論されているが、男女平等は実現しえず(性が違うものがすべて平等になることには無理がある)いくらでも嘘をつける者と一緒に暮らして平和を保ち続けることには無理があると思う。昔一緒の職場にいた女性が離婚するのに夫が承知せず苦しんでいて「どうして夫婦だけの共同生活を強いられる制度があるのかしら」といって嘆いておられたけどその時は何気なく聞き流していたが、いまにして思い当たる。

国会議員も試験制にして試験に合格した者だけが立候補できるようにすることが必要だと思われる。
また、子供は親を選ぶことは出来ない。その子供の問題をどうするか解決できれば、夫婦という制度を撤廃することができるのではないのだろうか。

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