人間は蟹に学べ?残業時間に上限を設ける事の○○○さ

 森友何とかと、豊洲市場の影に隠されているが、過労死予防(過労死0)のためか残業時間の上限が法律?で決められる様です。過労死は絶対にあってはならない事象です。
 過労死によって身内を失われた方々には、衷心よりお悔やみ申し上げます。

 まだ決定ではないと思いますが、「きわめて忙しい場合は1か月100時間未満とする」ということで決着するらしい。
 法定労働時間は、労働基準法第32条に決められており、この法定労働時間を延長(残業)する場合は、労使協約(協定)による事になっております。(同法第36条)

 ただし、これも告示で基準が定められており通常は、1か月45時間、1年間360時間となっています。(変形労働時間制及び業種によっては該当しない場合があります。)
 更に「特別条項による労使協約(協定)」を締結した場合は、上述の「1か月100時間未満、年間720時間」の規制がかかるようです。
 尚、これには法定休日の労働時間は加算されませんので、それをどの様に取り扱うのか注目するところです。1日8時間労働時間があれば、合理的に能率よく労働することにより、時間外労働することは少ないと思いますが、今回はそこに触れません。

 以前、何回も申し上げておりますが、自分を守るのは自分しかいないという事です。
 悪意がなくとも、他人の事はよく解らないのです。したがって、辛いとき、苦しいときは自分一人で悩んでいるのではなく、声や表情に表して他の人に解って頂けるようにしましょう。人間は、大局的には同じかもしれませんが、個人個人によってその差は大きいのです。例えば、お酒を飲まずにはいられない人、一口飲んだだけで2~3日苦しむ人、毎食ご飯を3杯くらい食べないといられない人、一杯だけで十分な人、鶏卵を食べるのが大好きな人、食べるとアレルギーの発作で死に至る人、数え上げたらきりがないのです。

 選抜高校野球の選手達、彼等と同じ練習をすることは、普通の人にはできません。

 人間は、自分のできることしか「出来ない」のです。他人がやっているからといって自分が出来るとは限らないのです。
蟹は自分の甲羅に合わせて穴を掘って身を隠す、といわれております。
 残業することが大好きな従業員も沢山いらっしゃいます。残業手当を目的として自ら残業をする人にとって、残業(時間外労働)を禁止されることは、生活目標が全部狂うのです。そういう方々には働いて頂ければよいのです。何でもかんでも規制すればよいというものではないと思います。

 最後に、過労死の可能性が一番高いのは、零細企業の経営者です。零細企業は、一度受注を断れば、2度と注文はこないのです、従業員に頼れない以上どんなに疲れていても病気だろうが怪我していようが、自分でやるしかないのです。零細企業にも何か補助金等を出して頂きたいものです。

 ◎ 皆様、表題の○○○の中に文字を入れて見てください。

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