役人の論理は、狼の論理 -風が吹くと桶屋がもうかる-

先日ある法律の解釈について、某省のしかるべき部署に問い合わせをしました。最初は、東京都の担当部署に聞いてみましたが、うまくはぐらかされるばかりで、肝心の質問に答えてもらえない、その挙句、調べる時間がほしいと言われたのです。そこで、某省に問い合わせをした次第です。

応対して下さった方は、割合に解り易くお話をしていただいた。実になめらかな話しぶり。おそらく私より以前に何人もの方が、同一の内容で問い合わせしたのではないかと思われます。

しかし、その内容たるや、まさに「風が吹くと桶屋が儲かる」式の無理矢理こじつけた解釈で、とても納得できるものではありませんでしたが、「国としては、この解釈が正しい法律解釈である。」ということでなのです。
彼ら役人は、絶対の権力者であり、彼らの解釈で長年やってきたものを、今更一人や二人がとやかく言ってみたところで、どうこうなるものではありません。

国民の大部分が疑問を抱きながらも黙っているのでしょうが、その内のごく一部の者が、出先機関にお伺いを立てうまくまるめこまれてしまったので、さらにその上部の都道府県、更に省庁へと問い合わせをするのだと思われます。そういう人間はわずかかもしれませんが、担当者がもの慣れた回答が出来る程度に、疑問に思う質問者が多かった(常識的に鑑みて)ということになります。

他の法律は多くの解説書が出ているのに、どうしてこの法律だけコンメンタール等を出さないのかと聞いてみた。そうしたら、「とても簡単に文章化できない」といわれました。(それは、15文字程度で表現できるものですが、、。)

この時点で、もう彼らの法律論にはこちらが従わざるを得なくなり、あとは感情論だけなので、彼等が、「おっしゃるとおりです。」、「ごもっとも」等馬鹿を落ち着かせるための台詞、馬に「どうどう」という程度の対応をされることになります。

立法と行政は違います。違うがために権力者によって、どんな解釈でも成立するということです。これ等は王様が奴隷を使役するのに、何の疑いも持たないのと同じで、狼が子羊を食うための論理でしかありません。

しかしながら、これに従わなければ生きていけないのも事実です。結局、世の中考えすぎないほうがいいのかもしれませんね。(´ー`*) 

「風が吹くと桶屋が儲かる。」→「風が吹くと、土ほこりが立ってそれが目に入ることで盲人が増える。盲人は三味線で生計を立てようとするので三味線の需要が増える。三味線には猫の皮が張られることで猫が減る。猫が減るとねずみが増えて、ねずみにかじられる桶が増えることから、桶を売る桶屋が儲かる。」
-故にこの論理は正しい?。-

 

ブログランキングに参加しております。よろしければポチッとお願いいたします

士業ブログランキングへ
にほんブログ村 士業ブログへ

人気blogランキングへ

カテゴリー: マスターの戯言 タグ: パーマリンク