憲法改正と箱根大涌谷 ―臥薪嘗胆―

 安倍首相が、去る5月15日安保関連法案(11法案)を国会に提出した。
 この審議を巡って与野党が対立し、又同じ党内でも意見がばらばらでこれからの審議が思いやられる。さらに11法案のうち一括提案の部分については、一つ一つ審議すべきだとの声も聞かれる。憲法9条の解釈方法についても従来通りで良いとの声も根強い。

 敗戦後70年間確かに我が国は戦争を行わず、巻き込まれる事も無く過ごしてきた。
 でもこの状態がそういつまでも続くものだろうか?我が国が平和に過ごしてきたのはなぜだろう。我が国の外交と戦略で平和を維持してきたと思っているのは、実際に先の戦争をご存じない方々の錯覚で、実際は他国(特に米国)によって守られて来たのにほかならない。

 私はよく此処まで大過無く過ごしてきたものだと感心している。これも小さな島国で資源も乏しく、原子爆弾でひどい目に遭った国だ、ということであまり他国にとっても魅力のある国では無い、ということも無事で過ごしてこられた一因だと思われる。

 しかし、今は当時の国際状況と大きく変わってきている。あまり他国の事をとやかく言うことは差し控えるが、やはり、自分の国は自分で守る、これが本来のあり方だと思う。 安倍首相のいうとおり、今や一国のみでは自国の平和は守れないというのは事実だと思います。国際連合(国連)がなかなか機能をを発揮しないことはご存じと思われますが、それでは我が国に積極的に協力してくれる国は何処でしょう?残念ながら、米国以外ではそういう国は無いと思います。この際日米安保条約を更に密にして、我が国も力をつけていくしか方法は無いと思います。(ギブアンドテイク)

 現在我が国に米軍基地は如何ほどあると思いますか?演習場を含めると、沖縄県には約33施設、それ以外で約99施設、合計132施設ある事になっています。
 確かに沖縄県が圧倒的に多いのですが、基地は軍事的に重要な意味があってそこに設置するのです。そのことを国民は良く理解しなければならないと思います。

 箱根大涌谷も火山噴火の可能性が高くなれば、従来通りというわけには行かないでしょう。世の中は常に動いているのです。その動きに合わせて、平和と安全を求めて行かなければならないのです。安保関連法の心はただ一つ「不戦の誓いを守り続ける」この一言に尽きます。各関連法を施行する際、法文書に、広島、長崎の原爆資料をイラスト(挿絵)入りにして、その絵を見ながら法を守るのも必要かと思われます。

”よろしければポチッとお願いいたします。(*^_^*)

士業ブログランキングへ ☞にほんブログ村 士業ブログへ

人気blogランキングへ ☞

 

カテゴリー: マスターの戯言 パーマリンク