日米防衛協力合意は当然―歴史は歪められ、繰り返される―

 新日米防衛協力の指針(ガイドライン)が4月27日合意された。現在の世界情勢を考えればむしろ当然と思われる。アラブの春は、2010年頃から次第に嵐となって、中近東から極東へ向かって吹き始めている様に思われる。でもこれは極東で新しい風が吹き始めてそれがだんだん嵐になってきた、と見るのが正しいかと思う。

 ガイドラインの全文にざっと眼をとおしてみたが、まぁ、この程度かと思われるし、具体的なものはあまりないというか、文字で表さない方が良いと考えているのかな?と思われる部分が多い。ⅣのC、「日本に対する武力攻撃への対処行動」では、米軍の対処行動が良く解らない(私の理解力が無いからだと思う)。

 これ等をいちいちとやかく言っても始まらない。要は他国から侵略させない、侵略をされた場合に、これを排除する力(武力と外交)が無ければならない事は事実です。

 狼と子羊の話では無いが、人間という動物はどんなことでも言いがかりをつけてくる。 言いがかりをつけられない様にすることが大切です。先の大戦後70年、あの大戦の主導者達はもう生存していないのです。その戦争の実態を知らない人達が今更歴史認識がどうのこうのと言い合っても仕方が無い。これから先どの様に平和を維持していくかを考えれば良いことです。ですから一度は敵対した国でも過去にこだわらず、協力することは協力する、そして平和を維持していく、それで良いと思います。

 新聞の声欄等で、自衛隊は外地で戦うな、とか外国派兵はするな、という声が多いのですが本土での防衛戦とはどういうことか想像出来るでしょう。

 沖縄大戦、東京大空襲、どれだけ国土が荒廃し、一番弱い民間人がどれ程犠牲になりましたか?たった2発の原子爆弾による被害は?よく考えて下さい。

 攻防の如何に関わらず、戦争はあってはならないのです。国外に出ないで戦わずに済む方法とはどんな状態の事でしょうか?
ガイドライン最後のⅧ「見直しのための手順」は、あっさりし過ぎていて何となく拍子抜けいたしました。

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