日本の7不思議 ―外国から見た変な日本―

あるとき、ある人(某外国人)が私にこんな事をつぶやいた。
「今の日本という国は変な国ですねぇ」
どうしてですか?と尋ねたら、だってそうでしょう、と言って話してくれた事を要約すると以下のようになりました。

「1.少子高齢化なのに、若者(特に若年層)の失業率が増加し、高齢者の孤独死が増えている。」
若者の失業率は、約7%で若年層(15歳~24歳)では、8.2%と高くなっている。しかし、お隣の中国や東南アジア諸国から技術見習と称して、若者を受け入れている。
2030年までは高齢者が増え続けるデータがあるのに孤独死は放置されている。

「2.依然保育所の待機児童は増え続け,女性の職場進出を妨げている。」
どの職場でもスキルは高くなっている、従事期間が短ければそれだけ技術の習得が遅れてしまい、好むと好まざるとに関わらず簡単な業務に従事することになり、賃金もそれに見合った安い賃金が支払われる事になる。

「3.保育所勤務者と介護業務勤務者の処遇が低い。」
保育所に預けられる幼児は、幼稚園と違い、1~2歳児もかなりおります。命を預かっている業務の割には、賃金が安い。このことは介護職も同じ事で大変な肉体と神経を使う業務なのに少しも処遇が改善されていない。

「4.非正規雇用者が多くなり、生活の不安を抱えている人が多い。」
有期雇用者は、労働者の30%を超えている。又有期雇用者は、正規雇用者に比べて賃金が安く設定されている。いつ期間満了で更新を拒絶されるのか、常に不安な状態で、賃金アップなどとても考えられない。
地域限定正社員などと呼ばれても嬉しい気持ちになれない。

「5.アベノミクスにより、経済的に恩恵を受けているのはほんの一部で、多くの労働者は賃金アップに恵まれていない。益々貧富の差が大きくなってきている。」
貧困層は、年収450万円以下と言われているが、民間では300万円以下の労働者が幾らでも居る。病気にでもなったら即生活出来なくなる状態の労働者が多くなってきている。

「6.増加してきている、メンタルヘルス・アンザイエティ(不安)。」
厚生労働省では、各企業にメンタルヘルスケアを義務づけているが、メンタルヘルスは業務上だけが原因では無い、本人のもっている特性、気質、家族の問題、さまざまなものが関与しているのを、経営者だけに押しつけるのはいかがかと思われる。

「7.自由という衣を着た”放埒”が跳梁跋扈している国民性。」
戦後、自由という名の下に、自分勝手に自分さえ良ければ他人の事は一切かまわないという、いわば自由をはき違えた人達が身勝手を謳歌し、それが今や3世代になってしまったので、日本古来の謙譲の美徳や他人を思いやる礼儀などほとんど無くなって来ている。

日本の環境にも大きな変化が見られ、毎年豪雨、豪雪、猛暑に見舞われ、被害が後を絶たない。
本当にこれからの日本はどうなって行くのだろうか、、、。(-_-)

 

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