死神が潜む台所、トイレ、風呂場-ワンルームマンションにおける熱中症の考察-

7月9日 関東でも梅雨明け宣言がなされました。去年より10日早いそうです。
これからは、真夏日及び猛暑日が約2ヶ月ほど続く予定です。
今年は、梅雨明け前から暑かったです。おまけに福島の原発事故により、やたら節電、節電と喧しく、電気を使用するのがあたかも犯罪者の様なイメージを与える、今日この頃です。

 私は、ワンルームマンションに住んでいます。このタイプの個室は大体同じ作り方をしていると思いますが、玄関、台所、風呂場(含トイレ)と続いており、しかも非常に狭い、そして、窓が無い、小さな換気扇が付いているが、こんな申し訳程度のものでは、換気どころか、空気を攪拌する事すら出来ない。だから常に、熱された空気が常に30℃前後で”もわぁー”と立ち込めているのです。

 先日ユニットバスを出て、風呂場の換気をしようと、ドアを開けたままガス台に火をつけ、夕食の支度をしていたら、頭痛がしてきて、気分が悪くなってきました。ガスを止めて冷房している部屋に入り、しばらくしてから台所に入ったら物凄く蒸し暑かった。あわてて、玄関の戸を開け、30分ぐらいしたらどうやらいつもの30℃位になっていた。

それから2~3日後、風呂に入っていた時、少し汗を出そうと思い、換気扇を止めて40度位のお湯に浸かっていたら、又熱中症独特の気分の悪さが襲ってきました。すぐにあがって冷房の効いた部屋に入って休んだが、梅雨明け前に2度も熱中症の恐怖を味わいました。

実は去年仕事の関係で無理をして、ひどい熱中症に罹りとても苦しかったという苦い経験があります。猛烈な頭痛と腹痛、下痢、眼痛とが何日も続き、仕事も出来ず、眠りも浅く、まさに地獄の苦しみでした。これは味わった人でなければ解らないと思います。

今年はもっとひどい年になるような気がします。現代は冷房も、暖房もすべて電気製品で行っています。都会生活は電気を使用せずして、生活はなり立たないのです。

この部分だけ、縄文時代に戻れというのは全く不合理な話です。節約令を出されるまでもなく、私のような底辺に生きている人間は、今までもずーっと節約に節約を重ねて生活してきています。これ以上削減しようがないのです。

前期高齢者の私は細々と自営業を行っています。似た様な生活をしておられる方々は大勢居られると思います。テレビ、新聞等でさかんにこれ等のことをニュースで伝えておりますが、実際に体験した者でないと解りません。私が実際に体験しております。次は貴方かもしれませんよ。

どうか他人を思いやると共に、自分を大切にすることを心がけてこの極暑の夏を乗り切って行きましょう。今のところ、少し平年並みに落ち着いてはいるものの、残念ながら、今年も残暑は厳しいようです。(゚□゚*)!

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