菅首相、カダフィ大佐と悪魔の辞典

チュニジアで始まった、民主化運動(ジャスミン革命)が燎原の火のごとく瞬く間にアフリカ全土に広がりつつあります、原因は色々あるかと思いますが、独裁政治を許さないということらしいです。
 しかしながら、氏名は省略しますが、独裁者のほとんどが 、民権運動家であり、彼の革命が成功したときには、民衆がこぞって快哉を叫んでいたと思います。

 先覚者を追放した自分が又次の者に追放される、歴史は繰り返される、の宿命でもありましょうか。
 この独裁者といわれる方々は先人を、他山の石として、己を知る、ということを忘れてしまったからではないでしょうか。

 どなたの言葉か忘れましたが、「独裁者が関心を寄せているのは、権力だけである」は、まさに至言だと思います。

 カダフイ大佐は40年前はリビアの英雄だったと思われますし、菅総理は、市民運動家として、庶民の期待を一身に集めて、総理の座に着かれたと思います。

 それにしても、民主党とは、これほどまでに弱体の党だったとは唯唯残念です。

 芥川龍之介氏が、自著の「点心」の中で、その文章の巧みさを賞賛した、アメリカの作家、アムブローズ・ビアスの「悪魔の辞典」には、投票とは「自分自身の愚かさをさらけ出すと同時に、祖国を破滅に導く、自由市民の持つ権力を表す手段及びシンボル」であると書かれているとのことが某新聞のコラムに掲載されておりました。

 時を同じくして某新聞に、脱北した女性がだまされて中国人に売られていって、心が通わないまま、逃げるに逃げられず、(特に苛められたり虐待されたりは無いらしい)「私に生きる場所はここしかない、生き抜くためにはこの家族を続けるしかない」と言っていたとのことです。

私も、「一生懸命まじめに働いてきたが、年をとって前期高齢者になった現在、この国しか居るところはありません。」

期待した政党がこの程度では、もう言葉もありません。(゚ノT-T)

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