“親と子の絆”と子供手当

12月19日付の某新聞に、小中学校の給食費や保育所の保育料を子供手当から天引きできる仕組みを設ける方針を固めたという記事が載っていました。理由として、これ等の費用を滞納する家庭が多いからということらしいです。

これはこれでやむを得ないこととは思われますが、そもそも子供を育てるのは、親の責任であり、義務でもあります。支払能力がありながら、給食費を払わない家庭が多いなら、いっそのこと給食制度を廃止してはいかがでしょうか?

人間は生まれながらにして不平等であり、それを本人の努力と周囲の協力で生きていく力を養い、協調と調和を保つことによって、共同生活を行う能力を身につけていくのだと思われます。

従って、何もかも一律にしようとすることが無理なのではないでしょうか。やりくり上手な家庭では、学校に支払う給食費よりも費用をもっと安く押さえることが出来るかも知れないし、子供としても、人のお金で食べるよりは、食べない方がいいと思う子供たちもいると思います。

遠い昔のことですが、私達のころは給食制度はなく弁当でした。
昼食時になると、必ず、弁当を持ってこないで運動場に出て同級生が食べ終わって出てくるのを待っているものが2~3人はいました。
私は、辛うじて、親から弁当を持たされましたが、その量は少なく、自分の朝飯を半分詰め込んできたこともあったし、あるとき面倒くさいので、朝食の後、こっそり昼用の弁当も食べてしまって、弁当箱を家においてきたら、父親が自分の昼飯を弁当箱に詰めて、学校に届けてくれたこともありました。
親子の絆というものは、苦楽を共にしてこそいっそう固く結ばれるものではないでしょうか。

今の世は少子化が進んでいながら、子供に関連した悲惨な事件が多すぎるように思われます。介護に関する事件もまたしかりです。

各々親子関係をはじめ、人間関係のあり方について一考を促したく存じます。

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