今年の夏は特別暑かった、過去にない例外の暑さだったと思う。この暑さを吹き飛ばすかのように、フランス、パリで行われたオリンピックでは過剰な応援をしている国が多かった。日本もご多分に漏れず狂気じみた応援を行っていた。、蝉の声も少なく、この時期ようやく風に秋の気配が感じられる様になったが、まだ赤とんぼは姿を見せない。
暑さ故に、夏休みを多く頂いた。
どこかに出かける気力を失なっていた私はこの際好きな本でも読もうと思って、文庫本を5冊ほど買った。
私は、明治後半から昭和の大戦終結頃の小説家に興味を持っている。俗にいう、大正デモクラシーに台頭した文学者達、純文学から恋愛、探偵、怪奇、恐怖といった様々な分野の小説に触れる事が出来る、何とも言えない興奮を味わう事が出来る作家諸氏の作品が大すきである。
事実は小説よりも奇なり、という言葉があるが今回読んだ「小酒井不木(こさかいふぼく)」氏の短編小説の中に、現在進行しつつある事実に相似した小説があったのです。 続きを読む



